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ALOISE(アロア)  作者: 十八谷 瑠南
153/213

玉座の間

◯アロア

まさか会えるとはね。

長い赤いカーペットが敷かれた廊下をアロアは歩いていた。

4人の国王軍の男に囲まれながら。

相変わらず手には手錠が掛けられていた。

アロアはきょろきょろと周りを見渡した。

これがアーサーの家。

アロアの目の前に大きな白い扉が見えてきた。

ここが、玉座の間?

「国王陛下!剣盗難事件の共謀者を連れて参りました!」

大きな扉が開いたはるか先には、玉座が見えた。

アロアは目を細めて見つめたが、ここからでは遠すぎて顔が見えなかった。

「何をしている?入れ」

アロアは後ろから背中を押された。

玉座の間に入ると、天井や壁が金色の装飾で埋め尽くされているのが嫌でもアロアの目に入った。

入ってすぐ、アロアはひざまずかされた。

まだ玉座はかなり遠く、王の顔は見えなかった。

玉座までつづく淵が金色の赤いカーペットに沿うようにたくさんの人々が並んでいた。

見たところみんな貴族のようね。

ふと横を見ると、黒い制服に身を包んだランスロットが立っていた。

アロアとランスロットはしばらく目が合った。

ランスロットはたぶんまだ迷ってる。)

そしてランスロットの横には、昨夜、アロアの牢を訪れた男がいた。

男は背筋をピンとのばして王を見つめていた。

「国王陛下!これが、剣を盗難した者と共謀した罪人でございます」

国王軍の男が叫んだ。


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