今度は必ず…
その日の夜、レイはうなされていた。
「・・・・・うぅ」
「・・・・っはっ!?・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」
目をパチッと開けて勢いよく起き上がるレイ。身体中は汗まみれだった
「また、黒いのが・・」
その翌朝
「昨日、予知夢を見ました」
「本当か?」
「レイ、聞かせてちょうだい」
「近いうちに黒いものがまた現れると思われます」
「それだけですか?」
「・・・あとはところどころが曖昧で、上手く言えません」
レイはヒカルをちらっと見て女王に答えた。
女王はそれを見てなにかあると察知したのか、話を終わらせるふりをしてヒカルだけを帰らせ二人だけ部屋に残った。
「ヒカルには言えないことなんですね?」
「・・・はい」
「それで、曖昧というのはどんなものだったのですか?あなたが見たものは」
「・・・・」
レイは予知夢のすべて、そしてヒカルの前で言えなかった理由も含めて女王に話した。
女王はレイの話を聞き終った後、テーブルに置いてあった紅茶をすべて飲み干し、呼吸を整えたあとに口を開いた。
「確かにヒカルの耳には入れたくないことですね」
「これ以上、彼の身体に負担をかけたくないと僕は考えています」
「そうですね。このことは私と貴方だけの秘密ということでいいですね?」
「はい」
「ひなにも言ってはいけませんよ」
「分かってます」
話が一通り終わった後、部屋を出たレイを待っていたのはヒカルだった。
「遅かったな」
「あぁ。ちょっとね」
「レイ、お前何か隠してないか?」
「んなことないよ」
「・・・」
ヒカルはレイが自分に隠し事をしていることに気が付いていた。
長年の勘というやつなのか・・・・それともただの偶然か
「ヒカルはいつものように目の前のことに集中しててよ。
僕は僕なりに、今後の対策を考えるからさ」
レイは明るく振る舞って先へと進んだ。
僕はいつもヒカルに助けられてばかりだから、今度は僕が彼を助ける番。
この間のことみたいにならないためにも




