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足フェチの俺は、教室で堪能する

作者: 影月 

 学校の机は、向かい合った足の部分が、側からは丸見えの机である。

 真横から見ようとしたら、大股で座っている女の子のスカートの中が見えそうなことは百も承知だ。

 でも、俺は決して覗こうとはしなかった。

然程、俺にはパンツという物が興味がないのだ。


 教卓にいる俺が凝視していたのは、彼女の生脚であった。


 そこにある生脚は、褐色の肌であり、流石、運動部とだけあるのだろうか。ただの細い足ではなく、筋肉のついた足である。

 男のような濃い毛が一本も生えたことのなさそうな滑らかな生脚である。


 ――俺は足フェチである。

 世間では、舌フェチや頸フェチ、髪フェチ。腫れ物フェチ何てものも聞いた事がある。

 腫れ物なんて見ても気持ち悪いとまでは行かなくても、良い気持ちは絶対にしないのに…… 逆にそれが良いというのが、いるなんて……



 こういう物珍しいものの中では、俺の足フェチというのは、特段珍しいフェチではなく、何なら一番オーソドックスのフェチであろう。


 そんな俺の視点は、足だけをフューチャーしていて、机の上にあるはずの上半身はモザイクが掛かったように、滲んでいるように視界は広がっている。


 ジャッ。そんな、イスを引く音がすると、目の前の名も知らない彼女が教室から去っていった。



「あぁ、誰もいなくなった」


 俺は誰もいなくなった教室で、誰にも聞こえないことを確認してから俺はそう呟いた。


 誰もいなくなったので、俺も帰ろうかななんて思っていると、また教室へ誰かが入ってきた音がした。


 次の彼女は、先程いた彼女と違って生脚ではなくて、冬の寒さの対策からかタイツをしている。


 俺にとってそれは興奮する物の以外の何ものではない。

 タイツという存在は、足と一ミリの隙間さえ生まないように密着している。そして何より足の滑らかさを、タイツというものがより向上させている。

 足そのものではないという俺達のことを何も分かっていない意見もあるが、

 それは全く何も分かっていないな。

タイツは、雨の日に濡れた制服から、下着が見えてしまっているような状況に近いのではないのだろうか。


 俺はそう思いを胸に、彼女のタイツというのを、堪能していた。

 足踏み何てせず、内股のような座り方をしているザ・女の子のようなお嬢様のような座り方をしている。

 それも俺の欲を啜るというのだろうか。

とても良いんだ。


 俺が堪能していると別の生徒が教室に入っていて、静かで閑散としていた教室に喧騒という物が現れた。


 教室にきたのはまた女の子だ。

タイツの女の子の隣に座って、離れていた席と席を近づけている。


 そこには二つの足が……


 あぁもう一つの足も美しい。

俺はそうして、また女の子の足を見ていた。

 また生脚である。

 膝の皿が丸く突起していて、完全な球体に近い物みたいだ。


 俺は空気のような存在であろうか、足を見ていても何も言われなかった。


 二つの足から、


 ……踏まれたい。

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