第4章，遭難、そして新米の森の隠れ家に出会う
私はその焦げたウサギの四肢を食べ、背中の肉をきれいにかじって、しばらく食欲を満たした後、本当に内臓と頭を食べる勇気がなくて、もともと残った濡れたゴミを祈りで処理し続けたいと思っていたが、何度も考えて、内臓と骨を近くの木の根元のそばに埋めた。
神火、聖水でウサギを焼いて食べることと、濡れたゴミを神の力で処理することと、どちらが失礼なのだろうか。信者や宗教家は私がこの2つのことを比較すると、私を罵倒することを知っているような気がします。
とにかく失礼な行為ともっと失礼な行為を忘れましょう。おいしい肉を食べたばかりで、満足感が湧いてきたこの状態で急いで道を急ぐと、幼女様は確かに川沿いに森を出ると都市が見えて、すぐに異世界の文明社会に着くと言っていたのではないでしょうか。
……
前言を撤回して、幼女様は私を助けてくれた。
「もしかして……逆じゃないの?」
私は自分が森を出ているのではなく、森に入り込んでいることに気づいた時間は、太陽が空から完全に消えた後、赤、紫、緑の三輪の月が空にかかって、私を笑っているようだった。
方向を間違えたのは、私に食べられたウサギを追いかけることが原因で、当時は頻繁に方向標識となる小川を渡り、飢餓の問題を解決した後、左と右のどちらが正しい方向なのか分からなくなっていたし、肉を食べた後の過剰な満足感が自分の歩く方向に問題があることに全く気づかなかった。
自分が間違った方向に行っていることに気づいた後、私は森の向こうから出ようとしました。森の向こうに文明社会への出口があるかどうかを知らなくても、この選択をしました。
私は川に沿って森に深く入って、月が照らした光はとても明るくて、足元の道も見えます。ありがたいというか、不幸というか、私の選択は正しくありません。この森は川に沿って反対側から出てはいけません。この私の進路標識である小川の源は山であり、私の体力は明らかに登山行動を支えることができない、ましてこの麓から山頂が見えない。
「ここで野宿するしかないだろう……」
鋼鉄の森で暮らしてきた地球の現代人として、森で野宿しようとは思ったことも、屋根のない森で泊まってみたこともなかったが、体験する時が来たようだ。そんな経験は少しもしたくないが。
森で夜を過ごすことで丈夫な木の枝の上で寝ることができ、地面を這う虫や蛇、通過する可能性のある獣に襲われるのを効果的に防ぐことができると誰が言ったか覚えていますが、この選択は私には存在しません。結局、私は木に登ることはできません。
「そういえば、異世界に虫はいないのか」
私は湿度の高い気温の適した森で行動していて、首や腕を露出する私服を着ていますが、歩いてきたのに地球でひどく憎んでいる蚊には会ったことがありません。夜になっても森の中で虫の鳴き声は聞こえませんでした。
虫がいないかもしれないということは私にとって間違いなく良いことですが、私が今直面しているこの苦境を解決することはできません。木に登らない私は比較的安全な木の上で寝ることはできません。物理的な意味でできません。
「こんなところで寝るのはいやだな……。いっそ徹夜して引き返そうか。夜明けには森を出るべきだ」
「やめたほうがいいとお勧めします。夜の森は、初心者の森でも危険です」
「誰？！」
人が近づいているのに気づかなかった、いや、そもそも人が近づいているのに気づくことができなかった。
「この森に隠れているだけの小さな人物です。名乗るほどの名前はありません。あえて呼び名をつけるなら、「初心者の森の隠者」と呼んでください」
私の前に現れたのは、杖をついて、巨大な笠をかぶっていて、声を聞いて年を取ったような顔をしていて、たぶん男性です。
「……何のために?」
私も若いわけではありません。こんな森の奥に突然現れたやつを簡単には信じません。
「あの大人の気配を感じて見に来ただけで、結果的にあなたに気づいた。悪気はないと信じて、また見てください」
「初心者の森の隠者」と名乗る人がカードを差し出した。
「何ですか」
「私のIDカード」
「それを言っても理解できないだろう。「私を庇ってくれた神様に、この身分カードは私のものだと誓って」
幼女様も私に教えてくれたが、この世界の人は神を非常に大切にし、理解することができる。結局は実在し、信者を庇護する神々である。
神に誓った後、「新米森の隠者」はわざわざ「名前」がカードに「善悪値」と書かれている行を指して私に説明するのを遮った。
「見てください。私の善悪の値は正数で、身分カードをつかさどる神から見れば、私の立場は悪よりも善良な方に向いていることを証明しています。もし女性を誘拐するようなことをしたら、善悪の値は一瞬でマイナスになります」
「わかった、一応信じておく」
むしろ、私は今、彼を信じる以外に何の選択肢もありません。少なくとも彼は神に善良だと思われている人ですか。
私が何を考えているのかを知っているかのように、「初心者の森の隠者」は苦笑し、好奇心と哀れみを交えたまなざしを感じた。
「そういえば、あなたの顔は、間違いなく私など呼び捨てにできない女神のものだという疑問があります」
「でも、昔の大人が神官と家族を選ぶ基準では、神官さんは弱すぎました」
「あなたを怒らせるかもしれませんが、お詫びします……。あなたはここまで病弱になってしまうほど深刻な病気にかかっていませんか」
「……私は強いはずだったのに、女神、あなたの口の中の女神が私を弱くしたはず」
「なるほど、納得した」
「新米の森の隠者」は何かを勝手に理解していた。
「申し訳ありませんが、よろしければ私の小屋で一晩休んでもいいですよ……」
「新米の森で遭難した神官さん？」
「え？尻尾が立たない、何を理解しているの？早く目の前から――」
私の腹はタイミングを狙って鳴って、昼にウサギの丸焼きを食べてから今まで水しか飲んだことがなくて、夕食はもちろん食べたことがなくて、まして「夕食」が現れたら、私と相手の誰が誰の夕食になるか分からない。
言いたかったことが私の声に消え、「新米森の隠者」を見て、私は気まずい思いをして頼みました。
「何か食べられるものはありますか」
「……ちょっと我慢して、私の小屋の方で食事ができるわ」
