表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/60

4

 エリは言った。

「ねえ、メモを見せてもらってもいい?」

ユウタは言った。

「うん、いいよ」

エリは言った。

「メモを一緒に見てもらってもいい?」

「うん」

二人は一緒にユウタのメモを見る。


ずっと聞く

そこで揃った

どこで(かざ)す 

どこまで泥

二千

止まってるサイドカーで

お化け始めたら

間違えそう

僕の使ってる○○は

お母さんが慎重に運んでる

三度目で

こっちからした○○で

○○なペース

二度目のは

繋いでる

○○を続ける

あり余ってる人が

一消し

ほりこみに行ったら

言い出したら

○○だけ雷に打たれたような

三番目の

かぶと虫止まり

全肉

見たりしたの

振ろうとしたり

それ投げるぞ

ここがいいから

また洗う

まだやりたい事がある

二度同じ

天才の後

夜中に○○する

完成形は見えてない

すぐに手に入れる

シンプル並

本気ではない

それで見てれば

そうとう○○する女

その一言で

さっきまで届いてた

賞金稼ぎみたい

うどん屋のテーブル


 エリは言った。

「うどん屋のテーブル。うどん屋のテーブルでなにか考えて」

ユウタは言った。

「これは考えなくてもよくない?」

エリは言った。

「なんで?」

「特になにも思い付かなそう」

「いや、考えよう。うどん屋のテーブルでなにか考えて」

「うどん屋のテーブル…」

「混んでる?」

「混んでるのかな、分からない」

「うどん屋のテーブル」

「テーブルに蟻は居ないしな」

「うどん屋に蟻居る?」

「うどん屋で蟻は見たこと無い」

「そうだよね」

「うどん屋のテーブル」

「うどん屋のテーブルがなに?」

「これやっぱりなにも思い付かないんじゃないの?」

「まだ諦めないで考えて」

「テーブル」

「うどん屋のテーブル」

「頭の中のテーブルになにか現れないかな」

「頭の中のうどん屋のテーブル。なにか出て来い」

「おっさんがうどんを食べてて…」

「おっさんがうどんを食べててなに?」

「食べ終わる」

「おっさんがうどんを食べ終わってそれで?」

「おっさんの向かい側のおっさんBも食べ終わって、おっさんが席を立って店を出ようとしたらおっさんが居たテーブルの上のおっさんのうどんの丼が勝手に回転してうどんのつゆがこぼれる。そしたらおっさんBがおっさんに「おい、勝手に丼が回転した」って言うけどおっさんは振り向いておっさんBに「はあ、なに言ってんの」って言って正面向いて店を出ようとする。そしたらまたおっさんのうどんの丼が回転してつゆがこぼれる。そしたらおっさんBがおっさんのうどんの丼のつゆをなるべく自分の丼に移して店を出ようとする。一回振り向いて回転しないか確認するけど丼は回転しない。おっさんBは店員に「すみません、つゆこぼしました」って言って店を出る」

「なんの話これ、怖い話?」

「うどん屋のテーブルで考えてみたけどこんなもんだよ」

 二人は一緒にユウタのメモを見る。


一度(めく)ったら 

自然と

自然と○○する○○に

そこの水に

平泳ぎ()めて 

アップ

十二時間前

もう一回は

50歳

何色(なんしょく)の花 

羽ばたく

強い○○

アヒルのキャラの着てるセーター

ルアーが立ってうろうろしてる

カマキリのキャラが持ってる

同じ黒色

さっき見えた○○

こくり

それをしてたら

○○回まわしたら

それを抜けたら

それに決まったら

選ばれたけど

これでいいのか

大きな木の前で

○○が倒れそうになったら

ずっとカバー

ぴったりとは

2000のとこから

呼び戻す

ゆっくり元の位置に戻す

それで間に合う

全部三つ

君は強い

後で相手してもらう

移動が○○

どうして遅かった

棍一本

○○埋めた人

磨いてる手

安心して飛び込んだ

棒持ったアヒルのキャラ

力入れたり力抜いたり

白馬と○○

頭が働かない

○○して結ぶ

木から木へ移る

開くのか

声があって

○○で会った

粘ってきて

しゃもじ一つ


 エリは言った。

「しゃもじ一つ。しゃもじ一つがなに?」

ユウタは言った。

「これで考えるの止めない?」

エリは言った。

「なんで?」

「なんか難しそう」

「まあ頑張ってみよう。しゃもじ一つがなに?」

「しゃもじの隣になにかあるかな」

「しゃもじの隣になにがある?」

「…なにも出て来ない」

「頑張ってみよう」

「しゃもじの隣」

「しゃもじの隣になにがある?」

「しゃもじより背が低い」

「しゃもじは立ってるの?」

「立ってるのかなー」

「しゃもじの隣になにがある?」

「しゃもじのキャラは切り株に座ってる」

「隣じゃ無いね。しゃもじは切り株に座ってなにしてるの?」

「右手で蝿を叩き落とす」

「蝿を叩き落とせるの?」

「叩き落とせる」

「叩き落とすために切り株に座ってたの?」

「蝿を叩き落とすために座ってたんじゃないと思う」

「なんのために切り株に座ってたの?」

「蝉がしゃもじの頭にばんって当たる」

「しゃもじの頭ってご飯すくう方?」

「ご飯すくう方。しゃもじが考え事してたらもう一回蝉がばんって頭に当たる」

「同じ蝉が頭に当たるの?」

「同じ蝉かなー。しゃもじは考え事する」

「しゃもじは切り株に座ってなに考えてるの?」

「子供の誕生日プレゼントなにしようか考えてる」

「しゃもじ子供がいるんだ?しゃもじが子供の誕生日プレゼントなんにするの?」

「なんだろう。子供のしゃもじ」

「子供のしゃもじ何歳になるの?」

「何歳だろう。分からない」

「まあいいや、誕生日プレゼントなんにする?」

「オートバイのプラモデルかな」

「子供のしゃもじオートバイが好きなんだ?」

「そのうち本物のオートバイ買ってヘルメット被るんじゃない」

「薄いヘルメット」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ