第十七話「滅殺」
「馬鹿な。馬鹿な?何でだ。なんでだぁ‼︎俺が死ぬわけねぇだろ⁉︎なんでなんだよ!くそっ!クソァおおおおお!お前がsiねよ!あ@ajpajpgat@wtatangjajj16725な、こららぉなえ。この☆42〆2おおおおおと!」
レオに喰われ続け、ほぼ声が挙げられなくなった状態で、ひたすらに声をだす。それが例え、人類が理解できない支離滅裂な発音だろうと。
さらには、星形弾に体を完全に消され、“虚空”の魔皇神の適性者。ヴィート・アザリアは死んだ。
快進撃は。それまでだった。
また現れる。死の糸を携えた、蜘蛛女が。
「フフッ!キャハハっ!まぁ、取り敢えず、死んでちょ」
そういって、彼女の、影が。伸びた。
更に。その影が、獄炎の腕となり、星華を焼き尽くし、阿崎を糸で脳を貫き。
俺にこう言い放つ。
「アンタがいくらループしようが、殺してあげる。取り敢えず、また、絶望だね?おつかれー」
「ぁ」
智也。彼は――蔦により。全身を圧殺された。
「かはっ」
嘔吐感に苛まれ、文字通り涙を流す程、吐き続ける。
「よぉ。死んでくれよ?「弟」君?“虚空断絶”」
――また同じ展開かよ。もう飽きたよ。死ぬのなんぞ、懲り懲りだ。――
彼は内心そう呟きながら虚空による、空気をも蹴散らすその断絶の刃を身構える。
しかし、その時はやってこなかった。
「碧牙……お前」
「ああ。助けに来たよ。智也さん」
「悪いな。ん?待てよ?」
彼の……権能を思い出し、内心で一手を構築してゆく。そうしてやっと理解した。
「アイツの倒し方が」
「教えて下さいよ、智也さん」
「ああ。良いぜ、勿論!……コホン!先ずは一つ目。このクソヤロウ。コイツは、俺の姉貴で倒せる。」
と、目の前の、ピクリとも動かなくなった黒髪の覇気のない双眸を指差し、そう言う。
「次、二つ目だ。二つ目は、暴食の悪魔。ベルゼブブだな。アイツは、俺とお前、そして朽葉で行く。」
「そりゃ何でだ?」
当然の疑問に対し、はっきりと告げる。
「俺とお前じゃ力不足。何故なら攻撃役しか居ねえから。その点、朽葉がいりゃあ、回復役も揃うだろ」
「なーるほど」
「そして、」
と前置きし。
「三つ目の、蜘蛛女対策でお前が必要だから。かな。」
と告げ、その後の行動を矢継ぎ早に下した。
「阿崎ぃ!姉貴出してそこのクズボッコボッコにしとけ!んで、朽葉ァ‼︎俺と佐助と来い!」
「わ、分かった!“影天”!!」
「え!?あ、はい!」
と、了承の合図を取り、今度こそ最後のループ、そして今度こそ。
「この戦乱を終わらせる!」
はい。引っ張りました!まぁ、もう既に書きたいものは決まってますね!なんで安心してください!
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