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夜桜と丑三つの戦乱  作者: 廣川紫翠
第二章“狂花の死闘”編
10/19

第九話「新たな日常」

やっと第二章が始まる。(登場キャラが今回と次回で一気に増えます!)

「ふわぁ」

と、智也があくびをして、ゆっくりと身体を起こす。ここは、自分の家、今は阿崎が片付けてくれた様で、割と綺麗である。


少し経って、【彩牙】の最高メンバー『彩呀(いろきば)』が集まる。

「よぉ。中々辛そうな体たらくしてんなぁゴミ虫さんヤァ。」

「殴り飛ばすぞ。“黄牙(おうが)”。」

「あー、悪かったよ。チェッ。遊んでやろうと思ったのにヨォ。」

智也の前に立つ筋骨隆々、正にマッチョ。な、金髪紫眼な男は、【彩牙】の最高メンバーの1人、『黄牙』、日々縞大輔(ひびじまだいすけ)である。

「あ、そだ、お前さ、俺らのせいで負けたのカ?」

「どゆこと?」

「あー、えーと、権能有るじゃん?まぁ、『彩呀』の中でも上位の『蒼牙(そうが)』と、『碧牙(へきが)』は異能使えばあれだから良いけど、俺と『紫牙(しが)』の高慢女と、『燈牙(とうが)』の変態ヲタクはお前の『神の左腕』経由で能力貰ってるからサ。」

ここで一つ、説明しておこう。


能力について。

能力は、大きく分けて五つある。

自分の持つ、一般人とは異なる能力。それが、異能。

次に、式神が扱う能力。それは式能と呼ばれる。

そして、異能力者に、異能を分け与える素質がある場合、全能と呼ぶ。

そして、怪異からあやかりし能力を怪能。

最後に全能から分け与えられた能力を権能と呼ぶ。

能力はそれらを呼称した名称である。


そして、【彩牙】の『彩呀』の者たちは、全能『神の左腕』の力で、権能を1人ずつ手にしている。だから当たり前のように能力があるのだ。


「誰が高慢だって?」

と、突如大輔に食ってかかるお団子の髪をした、どこか気品を感じさせる紫髪銀眼の美少女がギロリと睥睨する。

「やめろやめろアルタ。」

彼女の名はアルタ。しっかりと言うと、アルタ•ノーデラント。

「はーーい!お兄ちゃん!」

見てわかる通り、智也を兄と呼び慕っているのだ。その為、智也の言う事だけはしっかりと聞くのだ。

「誰が変態ヲタクですか!怒りますよ?“お主、儂に切り捨てられたいようじゃの。”」

「そう言う所がヲタクなんだよ変態(へんたイ)。」

と言われて苦笑しているのは変態ヲタクこと、『燈牙』、明石大吾。

割と整った顔立ちに地味目の服装。見て数十秒で忘れられる程のモブキャラである。

「コラコラ。皆さん、ケンカはやめましょうよ。『紅牙』様も少し呆れていますよ?」

「「「はーーい。」」」

最後に来たのは、一番常識人で、最も冷酷とも評される男、『碧牙』太谷佐助。

整えられた緑髪に、美しく光る緋燈の眼。誰が見ても分かる、完璧なイケメンだった。

「おう、気遣いあんがと。佐助。そんじゃ、成果を聞きましょうかね。約一年間の成果を。な、阿崎。」

「ああ、はい。よろしくお願いします。【彩牙】リーダー。日月智也様。俺たちは今、貴方達の手足ですから。」

ブクマ、評価よろしくお願いします!

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