子供たち
「お兄ちゃん・・。パパとママがぁぁ~」
「大丈夫だ白!俺がお前だけは守るから!!」
そこには小鬼が20匹の集団を作って子供に襲い掛かろうとしていた。
「桜!あいつらの動き止めれるか??」
「うん!任せて!鋼の縛り」
桜が発動させたスキルで小鬼達の動きを止めることに成功した。
「冬夜!切れる前に仕留めるぞ!炎の狙撃手」
「任せて夏!凍結」
夏は指から炎の弾を小鬼の頭に打っていく
冬夜の方は凍結って技で小鬼体内に流れる血を固めて殺したようだ。
「紅葉!この子達の手当を!」
「わかった!」
辺りの状況を見てみると恐らくこの子達の親であろう死体が2つあった。
1つは肩から胸にかけて大きく抉れた切り傷のあと体中にも小さな傷が多数あった。
小鬼達は遊んでいたんだろうな。胸糞悪い
2つめはお腹に大きな穴が開いている。
でも、違和感が小鬼達はこんな穴を開けれるような武器は持っていなかった。
「ナナ。この傷可笑しいと思わないか?」
「よく見てるね夏!ここから微弱だけどスキルの痕跡がある。恐らくこっちの死体はどさくさに紛れ殺されたんだと思う。」
「ナナ。この事はまだ誰にも言うな!」
ナナから離れ子供たちの様子を見に行くことにした。
「紅葉大丈夫なのか?」
「うん、疲れて眠ってるみたい。」
いろんなことがあって夏達も疲れている
今日は夏の家に泊まる事にした。
その夜はみんな死んだように眠りについた。
翌日一番に目を覚ましたのは夏と桜だった。
その30分後に紅葉と冬夜が起きてきて今後の事を話し合う。
「夏?あの子達はどうするの?」
「ほっておく事はできないだろ。と、言ってもあの子達をダンジョンに連れて行く事も出来ないし」
「夏君・・・。とりあえず私達が面倒を見ないといけないよね?」
「・・・・そうだな。とりあえず何か思い当たる節があるまで保護はしてようか」
あんな小さい子達が2人で生きて行けるほど今の日本は安全ではない。
俺達が親代わりにならないといけないって事だもんな~
「夏!!!!二人が目を覚ました」
紅葉のその報告を受けすぐに二人の元へ向かう。
「おはよう。ちゃんと寝れたか?」
「俺達は魔物に襲われて・・・。その後・・。思い出せない」
「君たちが襲われている所を私たちが助けたんだよ!」
「お姉ちゃん、お兄ちゃんありがとう。」
「あ、そうだ自己紹介が遅れたな!俺は夏って言う。で、こっちが冬夜でその隣が桜。君たちの後ろにいるのが紅葉だ」
「「「よろしくね!」」」
「よ、よろしくおねが、、いします」
「で、君たちの名前も知りたいんだけど・・・。」
「あ、俺は一色黒斗です。」
「私は一色白。」
一色黒斗
おそらく小学校6年生くらいの子供
まだ元気がないみたいだが恐らく元気っ子
活発な子だと思う。顔も美少年って感じだな。
一色白
黒斗の妹
髪が珍しい白色で肌も白っぽい感じ
黒斗に比べて大人しそうな印象だな。
「うん!いい名前だね!」
「で、黒斗と白に聞きたい事があるんだけど良かったら俺のパーティーに参加しないか?」
俺達は2人に今までの事を話し是非にでもと誘ってみた。
「俺達弱いけどいいの?」
「そこは大丈夫だよ!夏がいるから」
「お兄ちゃん・・。私この人達と居たい。」
「わかった。じゃ、よろしくお願いします。」
「よし任された!」
で、このあと恒例のスキル確認をした
黒斗は『影』ってスキルらしく影を使って攻撃するみたい。
白は『陽光』ってスキル。自分が元になって大きな光を生み出すらしい。
2人のスキル相性は最高だな。
ひとまずこれで6人か。
あと24人先が長いな・・・。
評価お願いします。