3人目
「夏!早いよ~」
魔物出現まで3分
桜の家までおそらく飛ばしても5分って所。
くそ間に合え!!
今まで綺麗な青空だった
しかし今は赤く黒く染まっている。
まるであの時のように。。
「夏!やばいよ!あと1分」
「くっそ!」
それと同時に赤黒く染まった空からまた謎の声が聞こえる。
「皆様、先刻ぶりですね。贈り物はしっかりと受け取って頂けましたでしょうか。これより皆様には自らの命と国を賭けて戦っていただきます。まずは自分の国で一番強い人を決めて貰いましす。1年後に国の代表を決めましょうか。それまで死なないで下さいね。では、これより魔物を出現させます!恐怖に怯え震えながら強くなってください。では、ごきげんよう」
謎の声と同時にまた大きな地震が起こる
そして丸くて黒い靄が辺り一面に出現する。
その靄の中から小鬼が出現した。
小さな木の棍棒を持ち汚れた絹の服を着ている。
「あそこに桜が!でも、小鬼に囲まれてる!」
「しっかりと捕まれ!」
夏はスピードはそのまま急降下し小鬼集団の真ん中に着地する。
「え、夏君?冬夜君も紅葉ちゃんも!どうしてここに?」
「話は後で今は此奴らを片付ける!俺は右の5体冬夜は左の4体を頼む!紅葉は桜を!」
「「わかった!」」
「スキルはイメージ。炎海!」
夏が発動したスキルは炎の波を作り小鬼達を飲み込んだ。
「ギャー。ギャ、、。」
夏が担当した小鬼は丸焦げになり消滅した。
「冬夜は大丈夫かぁー!!!」
「大丈夫だよ!蜃気楼」
「え、冬夜君が消えた。」
冬夜が一瞬にして姿を消した。
小鬼達もそれに困惑しているみたいだ。
だが、小鬼達が首元を切られ息絶えていく。
「え、どうなってるの?」
「これは蜃気楼って技で自分の姿を隠すことが出来るんだ」
声と同時に冬夜の姿がはっきりとわかる。
「でも、夏には負けるね。5体を一瞬だもん。僕も頑張るよ。。」
夏と冬夜が話をしている所に紅葉と桜がやってくる。
「夏君ありがとう。本当に助かった。」
春咲桜
ピンクの髪の毛で眼鏡を掛けている俺の幼馴染。
学校でも勉強の時とかお世話になっている。
たまにドジする時もあるが・・・。
「とりあえず間に合ってよかった。ってか、ナナ!お前は戦えないのかよ!」
「当たり前じゃん!私はサポーターだよ?異常体の!君のね」
「わかったよ・・・。とりあえず桜に説明する事がある。」
俺は桜にパーティーの事を説明した
「うん!いいよ!夏君がいるなら安心だもんね!」
「ありがとう。それともう一つ。桜のスキルを教えてくれ!」
「私は魔術師ってスキル!仲間の支援をしたり敵の弱体をしたり出来るみたい!」
「これってなかなかバランスのいいパーティーだね!」
「じゃ、最低限の人数を集まったしこれからの事を説明するね!」
ナナが夏の頭の上に乗って説明を始めてくれる。
「異常体のもう一つの開放条件とこれから出てくる魔物とダンジョンの事」
異常体の事が聞ける・・・。
夏達はナナの言葉に耳を向けた。
評価ください!!!!