スキル
「さて、夏。君は今すぐにでもパーティーを作った方が良いと思うよ!」
「パーティー?なんでだ。」
「それは秘密!夏が火力系のスキルだから後方支援・回復・もう一人アタッカーが欲しいね!これから出てくる魔物を倒すと魔石って石とごく稀にドロップアイテムが落ちるんだー!」
「それを山分けにするなら一人の方が良いじゃねぇか!!」
「違うよ。パーティー人数分落ちるんだよ!」
ナナ曰くこの世界は一人で生きるには難しく最低でも四人のパーティーを作って団体行動がいいらしい。
夏は学校での友達三人を思い浮かべていた。
三人はスキルがどうであれパーティーに入れたい。
一緒に馬鹿した三人だしな!
「パーティーの件は分かった。俺のスキルの事が聞きたい。俺のスキルは何が出来る」
「そのまんまだよ!炎を自由自在に操れる!炎の玉を投げたり炎の武器を作ったり体に纏ったりできる!」
「スキルはイメージが大事!イメージが綺麗なら高度な事もできる!」
イメージか・・・。
背中に羽を生やすイメージ。俺は鳥だ。
「『炎の鳥』」
「できた!」
「すごいよ!夏!!これで空中戦も大丈夫だね!で、なんで翼なの?」
「これであいつらを探しに行く!行くぞナナ!」
夏は仲間探しのため上空を舞う
炎の翼を持った人間がいると日本では少し騒ぎになっていた。
~魔物出現まで20分~
次回仲間探しの編!
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