贈り物
謎の声が聞こえなくたって10分後各地で異変が数多く発見された。
ある地では人が空を飛んでいたり
また、ある地では体から電気を発する者も居た。
その人達曰く、脳内にある文字が浮かぶらしいその文字がおそらく贈り物なんだろう。
人々はこれを異能と呼んだ。
夏は自分がどんな異能を与えられるかドキドキを隠せなかった。
「俺はどんな贈り物を与えてくれんだぁ~。早く来ねぇかな」
『蓮田夏。生体確認中。・・・・完了』
「ようやくきたか!」
『蓮田夏への贈り物はこちら』
【業火】 炎を自由自在に操ることが出来る。また、炎攻撃を無効にする。
「これは絶対当たりだろー!んだこれ、贈り物の下に見えない文字で何か書いてある。」
確かに夏にはもう一つ贈り物があった。
しかし文字が掠れていてよく見えない。
『蓮田夏。あなたは特別です。その掠れた文字もこの先はっきり分るでしょう。細やかですが私の部下をサポーターとして付けましょう』
「サポーター?なんで俺だけにつけんだよ!要らねぇ。」
『蓮田夏。あなたは特別。今はそれだけ覚えておいて下さい』
それを最後に謎の声は聞こえなくなった。
だが、それと同時に空から小さな光がゆらゆらと降りてきて夏の目の前に止まる。
「これがサポーターなのか・・・。」
夏は目の前に止まっている光に触れた瞬間
光が小さな人型を作っていく。
掌サイズに収まる小ささゲームでいうピクシーってやつなんだろう。
「あなたが日本の異常体ね!私はサポートピクシーのナナだよ!よろしくね!」
「俺は蓮田夏だ。一つ聞くが異常体ってのはなんだ」
「稀に贈り物を複数所持した人が現れるのその人を異常体って呼んでるわ」
「他には異常体はいるんだな」
「ええ、各地に一人いるわね。因みにあなたの業火もSランクスキルだから使い方には気を付けてね!」
ナナ曰く贈り物にはGランク~Sランクまでランク付けされるらしく殺傷能力が高いほど高ランクになるらしい
~魔物出現まで残り30分~
良ければ評価お願いします!!!