出撃準備
『主。主はこの地を制圧するつもりなのか』
「そうだよ。いきなりどうしたんだ?」
『いや、主は他の仲間立ちと何か違う気がして。なんでもない忘れてくれ』
琥珀が少し意味深な言葉を投げかけてきた。
琥珀にも何か思うものがあるのかな・・・。
『主。誰か物陰に潜んでいるぞ』
「分かっている。誰だそこに隠れてないで出てこい!」
「やっぱり夏には敵わないな。僕だよ」
「冬夜か!どうしたんだ?」
「僕も修行だよ。夏に負けないようにね!」
そこから夏は冬夜と琥珀と一緒に魔物を狩る事になった。
黙々と自分のスキルを磨く。
気が付くと辺りは真っ暗になっていた。
「夏。そろそろ帰ろうか」
「そうだなーー!琥珀お願いしてもいい?」
『任せろ主』
琥珀に乗って帰ると拠点まで20分もかからない
「やっぱり琥珀は早いね!夏はスキルの調子どう?」
「うーーん。なかなかイメージってのが定まらないんだよな~。冬夜は?」
「僕は夏みたいに派手はスキルじゃないから使えるものを磨いてる途中だよ」
「そっか。お互い頑張ろうな!」
夏と冬夜は完全にパーティーの前衛の立ち位置になる。
その分みんなより負担は掛かるが成長は早い。
「ねぇ夏。一登との勝負をどう考えてる?」
「まだ、考えてないよ。(本当は一人で乗り込んで皆に負担は掛けたくないんだよな~)」
「夏。バレバレだよ」
冬夜がそう言いながら笑っている。
「夏は顔に出やすいんだから。僕も一緒に行くに決まってるじゃないか」
「冬夜・・・。でも、これは俺の問題なんだから冬夜が来る必要もないんだ」
「夏」
冬夜に呼ばれ俯いていた顔を冬夜に向ける。
「くらえ!」
その痛みは一瞬だった。
冬夜にデコピンをくらわされた。
「やっぱり夏はバカなんだから。夏の問題っていうよりこれは皆の問題なんだよ。だから、そんなに背負わないで僕らに頼ってよ」
その言葉でなんだか心にあった重圧が消えたような気がしていた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
『いい友を持ったな主』
「ナナは感動して泣きそうだよ」
「お前はいつここに居たんだよ!」
もう少しで拠点に着く
今日はいっぱい戦ったからすぐにでも寝れると思う・・・。
「夏。明日だろ?」
一瞬ドキッとした。
「冬夜は俺の心でも読めるのかよ」と苦笑いしながら冬夜に言い返した。
「何時に出るの?」
「夜中に行くつもり」
「わかった。0時にリビングに集合で」
いよいよ明日か・・・。
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