表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/74

第52話 溶けるね

はい、投稿予約するのを忘れてました。すみません。

「えっ...逆?」


タロットの逆位置、それはこの世界に来て初めて見る光景だった。


《グオッ、グォォォォォ!》


溶ける溶ける溶ける...


フローズヴィトニルの鱗が目が翼が足が皮膚が肉が頭が脳が肝臓が腎臓が小腸が大腸が膵臓が胃が心臓が肺が尿道が膀胱が骨が、ありとあらゆる器官が溶ける。

ドロリと塩酸でも振りかけられたかのように、溶けてゆく......


《なんなのだ!なんなのだぁぁ!!!》




この事象を説明するには少し時間を戻そう。

場所は観測所にて...


---------------


「フローズヴィトニルが一瞬『13 DEATH.死 』の所持者扱いになったあと、紫乃の方に所持者扱いが戻ったぞ!」


モニターを見ながら頭にプラモデルの戦車を乗せた男が叫ぶ。


「やはりルリナの影響か...」


「おそらくは」


その時警告音が鳴り響く。


「今度はなんじゃ!」


「そんな...『13 DEATH.死 』のグラフ反転!逆位置を目視、深層に突入してる!」


「来たか、逆位置。どんな現象が起きた?」


「今確認している。これはっ!」


またモニターを見て彼は驚く。

その異常さに。


「溶けてます。フローズヴィトニルが溶け始めてます...」


「なんだと!」


「逆位置がこんなに力を持つとは...所持者がなんらかの形で自分の願いを叶えられないと感じた時、その願いをどんな手段を用いようとも叶えたいと願う時、その心は善から悪へと反転する。その影響でタロットは正位置から逆位置となり、その能力もまた多少ながら強引なものとなるはずなのだが...これは異常なんてものなんかじゃないぞ!」


一人のその言葉に再度22人はざわつく。

ざわつきが繰り返されるが一人が机を叩き静寂を生み発言をする。


「やはりリセットすべきだ。このゲームを!いや、この世界を一度終わらせる必要がある。」


その発言にまたその場はざわつく...


--------------------


視点戻ります


何時間、いやほんの何分かが経ったのだろうか?

その異様な光景に1秒1秒が長く感じられたであろう。


長く長く叫んでいた声が途絶え、異臭が振りまかれる。


「何この腐敗臭は!」


その出所であろう龍だったものの場所を見る。


その場所には黒くただひたすらに黒い球体があった。

遠くからは球体と認識できないほど光を遮断した物がそこにはあった。


「何...あれ?○ 闇○皇?」


その球体は8つ.9等分になるような筋が入り割れる。


中からは、黒いドレスを着た紫乃が眠っていた。

昨日夜投稿しようと思ってたら忘れてたのでこの時間の投稿となりました。

はい投稿忘れ気をつけます。


読んでくださってありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ