第4話 エルキノ王国
美容院に予約をし、当日いこうとしたら家の近くの駅(京急線)が人身事故で遅延したので1時歩き、JRに乗ろうとしたらJRも人身事故で遅延していて、結果京急線に乗るために走り、なんとか乗れたものの、確実に遅れるので美容院に電話をするが、何度電話しても出ず、そのまま向こうに行って事情を話すも予約がこの後いっぱいでカット出来ないと言われて今家に戻る途中に書いてます。なのでかなり序盤が酷いですが気にしないでください。
私はお婆さんから、貰った10ラハを元手に、あの街に来ていた行商人に馬車に乗せてもらい、王都に行った。
王都に行く途中様々な物や街を見た。
飢饉に苦しむ村その反対に豊かな街や鉱山の村など
モンスターについては私たちの世界で想像されていたのが殆どだった。
でも知らないのも中にはいた。それについては今後触れるであろう。
さて、こんな前置きはさておき
私は王都に着いた。
この王都は中心部に城その周りに城下町、て感じのごく一般的な王都だった。
「ここまで乗せていただきありがとうございました。この恩は必ずお返しさせていただきます。」
「いえいえ。大丈夫ですよ。もしお買い求めの物がございましたら、ぜひ私どものギーファ商へ来てください。お求めの物がきっとありますよ。」
そう言いながらこの商人はスマイルを浮かべた。多分営業スマイルだろうな。
「あの最後に、ギルドへの行き方を教えてくれませんか?」
そう、私は冒険者になる。死ぬのは怖いよ。そりゃぁ、でもそうしなきゃ生きてけないし、それに強くなればタロットの所持者とも会えると思ってのことだ。
「あぁ、ギルドですか...
確かギルドへはこの大通りを5ブロックほど行って左にギルドと書かれた少し大きな建物があるはずです。そこがギルドです。
それでは、ご武運を。」
ご武運をって、なんか嫌な感じしかしないのだが...
「ありがとうございます。それでは。」
そう言い会釈をし私はギルドへ向かった。
この王都はかなり大きかった。多分渋谷とかあの辺くらいも大きいのだろう。適当ではあるが。
はぁ、ここまでに少しお金を消費しちゃったしな。食事代やら何やらで。
つかこの世界って甘味がないって、酷いよ!まじで。
ご飯そこまで美味しくはないし、ってもあれは非常食みたいなものって言ってたし、はぁ登録したら美味しいご飯食べたい。
そう思いながら歩いていると後ろから
「美穂?美穂なのか?」
そう後ろから大きな声で聞こえた。
当然振り返ってしまうさ。突然大きな声が聞こえたのだから、すると後ろに白衣を着た四十代くらいの男がいた。
しかも私を見ていた。
「美穂?やっぱり美穂じゃないのか...?」
そう言いながら彼は迫ってきた。
「まって美穂、お父さんだ!お前のお父さんだよ。一年前あの爆発で死んだはずのお前のお父さんだ。」
はい、逃げますともそりゃぁ、だって私のお父さんじゃないし、それに私美穂じゃないし。つかなんか怖いし
「おい美穂待て。」
追いかけてきたー
うわ、しかも足速!
やばい追いつかれる。
......
って思ってた時期が私にもありました。
だってあの人、50mでバテて道端に転がってるし。いやこれどうしたらいいの?
いやでもさぁー、冷静に考えてみる?この人死んだはずって言ってなかった?
つまりこの人も転移者説濃厚?
あーこれでもあれだよな。敵意ないパターンだよな。
いやでもんー、近づいてみる?やめとく?いやーでもさーこれで転移者だったらなー、しかもあのお婆さんも他の事は転移者に聞けって言ってたしなー、どしよ?
よし、聞くか
そう決めて私は彼に近づいた。
「あの、あなた転移者ですよね?」
「やっぱり美穂じゃ...ない?」
やっと気づいたか
「あの、私は美穂という人物ではないです。かなり人違いです。」
「そうか、そうだよな、ははっ。
すみません迷惑をかけてしまって。向こうに残してきてしまった娘に似ていたもので。」
「やっぱりあなたも転移者なのですね。」
「えぇ、そうです。
私は創野 造宮向こうでは研究をしてました。国家機密級の...」
そう言って彼は話し始めた。
彼の家族のことを。仕事のことを。そして彼の死の直前のことを。
「まぁ、そんな訳です。ちなみにこっちじゃあんまし研究なんてしてませんが」
そう言って彼は笑った
「あぁ!そうだ!私研究所に来ませんか?
役に立つものがありますし、それに武器や防具は作れますし。」
はい?どうしてそうなった?
まぁでもなー、高いよなー、
「もちろん、無料ですとも!いやー流石に娘に似ている人からお金を取ったら...娘に殺される」
あっ、この表情まじだよ
「それじゃぁ、お言葉に甘えて」
「うん!それでこそ我が娘に似ている人だ。」
そう言いながら彼はいや、創野さんは研究所に案内してくれた。
あれ?ギルドに行くはずだったのに...
ちなみに、この人の話をしたく、最初適当でもあります。
読んでくださったありがとうございます。