第43話 えっ?なにこれ?
なんでしょうね、これは...
世界が生まれてから数千億年、この世界に神が人や獣人といった数多の種族を創造したと言われている。
その神は何故自分が存在しているのかと、知りたかったそうな。
神はその理由を知るべく、この世界に生き物を創造し、次元の狭間に観測所を作り、さらに23人の観測者も創造した。
と言われている。
観測者は最初は生き物の動向を調整し、神はそれを観測するだけであったが、神は次第に自分の存在意義を昔以上に分からなくなってきたため、観測することを放置した。
そんな時23人の観測者の中から異端者が出た。
その異端者は22人の観測者で抑える事はできたが、また出来たときに、そしてもう誰も残ってなかった時のために、神は13の民を生み出した。
「それが私達整律者のいる一族と言われています。が異世界人が訪れてからはそれは神話ではなく本当のことだと証明されました。」
「いや、ぜんっぜんっ!分かんないわ!」
マカオさんは全力で首を横に振った。
それは私も同意だ。
今の話には何か違和感があったような気もする。
でもこの世には完全な言われなど無いことは分かってはいる。
「ふむ。まぁそのうちわかると思います。それとですね紫乃様、今度は正義にご注意を。」
そう言ってプレイディークトムは勝手に消えていった。
えっ?あいつ何のために出てきたの?
読んでくださってありがとうございます。




