第41話 最近誤字とか見ると辛かったりする...そんな一日
古戦場終わりましたー!そして書かなければいけないシナリオが増えましたー!...やばいです。
「逆に聞くけどなんで分からないの?」
クビラは分かって当然と言わんばかりの顔をする。
そんな当然な顔をされたところで普通はわかるはずが無いのだ。
何故ならこの世界に異世界という空想は浸透していないからだ。
本当に噂程度しか知られていない。
「いやでもよ異世界なんで存在は誰かの空想なんじゃ...」
ヴェイトスはこの空想だったものを受け入れずにいる。
無論それは他の面々もそうであった。
「紫乃ちゃん。これはやった方が良いのかしら?」
マカオは紫乃に自分達がこの世界から見たら異世界人と言うかどうかを聞く。
その答えに紫乃は戸惑っていた。
普通のラノベだと隠しているものもあれば隠さず公言しているのもある。
だがそれは彼らを想像であるが故の事だ。
だからこそ言ったほうがいいのかダメなのかと迷っていたのだ。
少しの静寂が訪れたが、その静寂はアリドゥの一言で解けた。
「おねぇちゃんはでぃーくのめい?ってでぃーくがいってたよ!」
「めいねぇ...それでアリドゥ。ディークって誰?」
クビラはアリドゥに目線を合わせつつまた尋ねる。
「でぃーくはプレイディークトムだよ!あっ、でも外ででぃーくっていっちゃダメだったや。」
アリドゥは約束を破ったことにしょぼんと落ち込むが彼らは『あれ?でもさっきちゃんとプレイディークトムって言ってたよね?』と言いかけた言葉を呑む。
「クビラ、アリドゥの言ったことにしよう。これ以上の追求はプレイディークトムが出てきそだ。」
セシウはクビラの方に手を当て目を瞑る。
「そうね、ごめんね紫乃さん、マカオさん、アリドゥ。お詫びとしてじゃ無いけどもしなんかあったら言って。力になるから。」
「は、はい。」
私はそう言うしかなかった。
それしか言えなかった。
こうしてこの謎の問い詰めは終わりを迎え、最初の身バレは防げた...はずである。
「・・・・・・ここは?」
老人は暗く暗くただ暗い場所にいる。
周りには何もなく、何も見えず一寸先どころか1ヨクトメートル先まで光は無い。
自分が本当に地面の上に立っているかも分からない程に...
『代償を支払ってもらう。』
突然声が聞こえる。
だがこの声の主は多分ここにはいないと老人には分かっていた。
なんとなくではあったが。
「代償?なんのだ!?」
『お前の使っていたタロットのだよ。』
そう、タロットを使ったときの代償...
何かを得るために何かを失う。それは日常生活において人がしなくてはならない行為である。
例えば、歩くと言う結果を得る為には体力を失う。
物を得る為にはお金を失う。
だが、この物語ではタロットによって得る方は明記されているけれども、失うをまだ明記されていなかった。
「そうか、代償か...そうじゃよな、無ければあんな力使えるはずがないものな。」
老人は後付けされたような代償の存在をあっさりと受け入れた。
「それで、儂から何を奪うのじゃ?」
姿の見えない奴に向かって尋ねる。
『貴様にはずっとこの中で生きてもらう。安心しろ、この場所では空腹になることも病気になる事も、死ぬ事も無いからな。』
老人は畏怖した。
何故ならこれは、どんな拷問よりも恐ろしい事だったからだ。
はいっ、というわけでね絶対世界観が理解できない編スタートですよー、はいーというわけで理解したら負けです!
読んでくださってありがとうございました。




