第27話 怨念
なんか寝付けなかったのでこんな時間に投稿です
双子の鎌を飛ばした。
その隙を師匠は見逃さず、断罪剣で斬りつけた。
「「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ」」
双子は己の罪の部分だけを斬りつけられた、はずだった
だが、彼らの体には切り裂かれたように、その部分だけ削り取られたかのように一筋の空間が出来ていた。
『ふっふふ、痛いなぁ。苦しいなぁ。酷いことするじゃないか。』
双子の声は重なり、響いて聞こえる。
『あーあー、この傷修復するのに何年かかると思ってるんだよ。パパにも怒られちゃうじゃないか。』
彼らはまだ言葉を紡ぐ。
体が真っ二つになっているのにもかかわらず。
その空間にまだ何かがあるかのように上半身が浮いている。
「紫乃、この双子は人間ではありません!」
師匠はそう言った。
『ふふっ、あははは!正解!大正解!さて正解のご褒美に君達にプレゼント!』
そう言い手を挙げる双子。
すると景色は夜の東京へと変わる。
そして周りには無数の鎌。
「まさかこれは結界⁈でも何で!無詠唱の結界なんて聞いたことがない⁈」
それを聞き双子は笑う
『あっはははははは!だってこれは結界じゃないからさ!さぁ死ねぇ!!!』
そんな言葉とともに兄の首に断罪剣が刺さりそのまま後ろに突き刺さった。
「ぐ、うぁぃうぇぉゃ!」
そんな悲鳴とともに鎌も東京の景色も消える。
「お兄ちゃん!」
妹の方が兄の方に駆け寄った。
私はその隙を見逃さなかった。
私はモーニングスターを剣に変えながら詰め寄り妹の前に剣を突きつけた。
「もう、終わりよ。」
「やだ、まだ終わらない、まだ終われないの!うがぁぁぁぁぁぁぁ」
今度は全方位に鎌が出現した。
「まずい!剣を早く回収しないと!」
そんな言葉を師匠は言ったが、私は師匠を守るために剣を球体状の盾に変え自分と師匠を包んだ。
ガン!カン!ガン!
そんな音が中に響く。
「紫乃、あの双子は多分ゴーストの部類だと思うの。」
師匠は考察を言ってきた。
だが、私もそう思う。
あの双子は師匠の剣で真っ二つになった事だ。
断罪剣とは人の罪のみを斬る。
つまり概念のみを斬るのだ。
罪人を斬れば更生し自分のした事を泣きながら懺悔するレベルに。
だがあの双子は真っ二つになっただけであった。
そして、更生なんてものはなくそのまま襲いかかってきた。
そして彼らはあの状態で存在している。
だがなぜ存在できる?いくらゴーストの部類といえどあの状態で存在できるわけがない。そしてあの東京の景色。何故東京なのだ?別に私は東京に思い入れはない。さらに師匠の知っている場所ならば転移というはず。だが師匠は結界と言った。つまりこの世界のどこかではないという点から見て完全に彼らの心象であることは間違いないと思う。
ならば彼らはタロット持ちか?
否、タロットは22枚ある。あの時あいつは君も含めて22人と言ったと思う。
ならば二人は無いはず。ならどういう事なの?
紫乃は思考を巡らせる。
そんな時音はやんだ。
「紫乃この盾を解いてください!一瞬で剣を取りに行くので。」
紫乃は「はい!」そう言い盾を剣へと変えた。
その瞬間師匠はすぐ加速をし剣を手に取り構えた。
「まだ死ぬわけにはいかないんだぁぁぁぁ!」
双子は師匠に向かい鎌を振り下ろそうとした。
だが
「はぁぁぁぁぁぁ!」
師匠の剣の方が数段速かった。
剣は双子の、人間でいう心臓の部分を確かに斬った。その瞬間双子は霧となりあたりを駆けめぐった。
無論紫乃の方にも。
紫乃に霧は纏わりつき、そして紫乃の中には二人の記憶が入ってくる。
双子は元タロット持ちであった。
そして彼らはタロット戦争に負けた双子であった。
さてある意味一区切りが次回でつきそうです。
なのでそろそろ一旦の整理としてそして伏線も兼ねて主な登場人物の設定とかをまとめたのを出すつもりです。
読んでくださってありがとうございます。




