第18話 6.THE LOVERS 恋人 澳門 両刀(まかお りょうと)
この話はフェイクです。
登場人物は現実の人物と一切関係ありません。
また、出てくる地名や会社名は全て作者の空想です。
「さてと、改めまして紫乃ちゃん。
私の名前は澳門 両刀 (マカオ リョウト)よん、らさて、何から話そうかねぇー、そうね、この世界にきてからじゃ遅いだろうし、来る前のことから話しましょうか!」
マカオは何もなかったように、さも当然のように話し始めた。彼の過去を...
「あれは、大体三年前かしらね、この世界に来る一ヶ月前......」
---------マカオ視点----------
私は紫乃ちゃんに、話さなきゃいけない。あの出来事を
もう、他人事のようにしか思えない、けれど他人事ではない、あの事件を彼女に言わなきゃいけない彼女が被害者だから、そしてこの世界招待された時の事を。
「まず最初に私は、三年前トラックの運転手をしていたわ、そして、一つの事故を起こした。二人の女子高生を轢き殺して。」
あぁやだな、最初恋人にあなたの名前を聞いた時からかな、貴方に償いをしたかった。そうね、贖罪かしらねこれは、あの時私は薄々気がついていたと言っていわ、うんん、そうなことはない、実はもうそうなんじゃないか、いやきっとそうだろう、そう思っていたわ。だって、
私は覚悟を決め口にする。
紫乃ちゃんに伝えなきゃいけない、たった一つの、真実を。私の彼女に対して犯した罪を。
「紫乃ちゃんその女子高生ってのわね、貴方達二人なのよ。」
言ってしまった。だがもういい、ここで私が殺されようと。それは当然の報いなのだから。
マカオは3年前の出来事を思い出しながら、そう思う。そう、マカオにとっては3年まえからこの世界に来ることが決まっていた。
---------3年前----------
「ふぁー眠いな。」
この運転手こそマカオである。
彼はまだこの時はオカマではなく普通の極々一般人であった。
彼はトラックの運転手であり、そしてブラック企業に働く一般的な30代男性である。
この日も、彼は妻と子写真を見ながら運転をしていた。
そうこれはいつものことだ。彼にとってはいつものこと。
そんな時彼の耳には悲鳴が聞こえた。
するとトラックが何かにぶつかった衝撃があった。
彼はその衝撃で気を失いかけたが、なんとか持ちこたえ、運転席から降りその物体を確認し、青ざめた。
彼の目の前には1人はタイヤに挟まり皮は剥ぎ取られ見るも無残に、もう1人は足はぐちゃぐちゃに曲がっているが、かろうじて意識はあるが血だまりを作っている女子高生の2人組だった。
私は腰を抜かすことしか出来なかった。
周りの人たちが、警察や救急車を呼んでいても、私はただただそこに居ることしか出来なかった。
ただその出来事で一つだけはっきりと覚えていることがある。
それは、
「紫乃ちゃんの友達の西川緑に言われた事よ。
そう、あの子失礼だけど、怖いわね。
だってあの子ははっきりと、私の目を見て、見るも無残な足で、痛いはずなのに、私の腕を掴んで、貪欲な眼差しでこう言ったわ。
「ありがとう」
」
はい、遅くなりすみません。
えとですね、忘れてたりはしてませんよ。はい、ただ忙しかったといいますか、シナリオ書いてたってゆうか、はい、まぁそんなことは置いといて、
やっとマカオの話が来ました!いやー何故か長かった気がします。
読んでくださってありがとうございます。




