第16話 海上都市カインド 1
さて、気をとりなおして!
「ついたぁーーーー!」
ここは海上都市カインド
この世界では珍しい海の上にある都市
漁や船、その類ならばここに来い。
そんな謳い文句がありそうなとこである。
「さて、やっぱり、海泳ぎたいなー。それにこの世界の刺身とかあれば食べたいし!」
「あら、ならいいお店知ってるわよ。」
「!」
少し大きな声で言いすぎたと思いながら言葉の主を探す。
「こっちよ」
そう言われて振り返った。
そこにはオカマっぽい人がいた。
「えと...」
「ふふっ、戸惑ってるわね。まぁ最初はみんなそんなもんよ。時期に慣れるから大丈夫よ!」
「は、はぁ、」
なんとも掴みにくい人だ。
「あぁ、私はマカオよ!よろしくね!」
マカオこの世界ではこれまた珍しい。
「私は紫乃です。よろしくお願いします。」
「ふーん、しのちゃんかー、そっかそっか君が、まぁ薄々気づいてたけどね。」
ん?どういうことだろう?
まさかここまで私の噂が、いやないな、絶対。
「それじゃ!レッツゴー!」
これは言った方がいいやつ?
「お、オー、」
私は少し考えながらも、小さくやった。
そしたら
「ちょっとダメじゃないのよ!もっと大きな声で言わなきゃ!はい、仕切り直しーせーの
レッツゴー!」
「オーー!」
この人めんどくさいな。
「マカオが接触したな。さてどうなることやら見せてもらおう。わかってるよな恋人?」
少し威圧した言い方で彼はいう。
「もっちろんだよー、でもぉ、この後どうなるか楽しみだねー」
「そうだねー」
彼らは何も考えてないかのように言う。
「何故殺せと命じなかった!あいつからタロットをもらった奴だろ!絶対に!じゃないとありえない!」
彼は怒りながら皆にそう言う。
「まぁまて、正義よ、貴様の言い分もわかるがあやつは2200年前に理の民と封印したはずではないか。」
「だが、月!あいつの封印場所は私らには見れない!封印した理の民はもういない!どうやって確認するというのだ!」
「そこまでだ。あいつに関しては後で決める。今ここで論争したところで不毛でしかない!今はこの小娘の方じゃ。誰からタロットを貰ったとかそれが分かればあいつかどうかも分かる。その後でもよかろう。恋人よ、小娘が誰からタロットを貰ったのか所持者に聞き出すよう伝えろ!それで皆も異存はないな?!」
彼らは画面を見ながら返事をし、確実所持者に伝えに行った。
さて今回もサブタイトル詐欺な気しかしませんが、久々の短い間隔での投稿です。正直眠いです。
読んでくださってありがとうございます。




