第15話 vsミノタウロス?&サイクロプス? 3
「さて、サイクロプス1体としか戦ってなく、『vsミノタウロス?&サイクロプス? 』って、サブタイトルが虚偽にしかなっていないけど、彼女がどうしたのか続けよかね!』
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「つまり、やっぱり異世界は異世界だな」
どういうことか、そう腕があった。
先程切り落とした腕が。
再生せずに
つまりどこかにやつのエネルギーの塊的なのがあるはずなのだ。
それとを壊せばあれは再生できない、はず。
でも塊ってどこにあるんだよ。
まずはそれを見つけ...
ん?喉のあの紫っぽいのそうじゃね?多分そうだよな、なんか石っぽいし...
よし、えっとー
『魔力探知』
そう言って私は魔力の流れを見た。
だってここ魔法の世界やん?いけんじゃね?と思ったからだ。
まぁ、案の定都合よくあれが塊だと魔力の流れ的に確定しましたが。
さて、やるか。
まず、誘導。
地面に思い切り剣が刺さるよう、上から下への振り下ろしをされる。
次にその腕に飛び乗り、喉まで一直線。
最後に崩壊の魔法で塊を壊す。
そしてやつを倒す。
パーフェクトじゃね?
って事でやってみましょう。
上からの振り下ろしを、素早く横に避けて...
「え?」
えー状況説明しますと、ですね...
地割れです、はい、えとうん、地割れレベルに地面が割れてるそれだけです。はい、
やばくね?
これ当たったら即死案件だったのね...
まぁ案の定これで少し動けなくなってるみたいだし、
そう思いながら私は腕に飛び乗り、喉を目指す。というも、そんなに長くないのですぐついた。でも
「なに、これ?」
「これが、核だよな、でもこれって...」
私はそれをみて絶句した。
この世界に来て初めてだったかもしれない。
そこにあったのは、水晶の中にあったのは、
人間の体だった。
頭が、正確には、上の歯から頭の上までない、つまり頭が半分ない人の体があった。
無数の血管がそのもはや頭と呼べない部分からミノタウロスの体と繋がっている。
そんなのが中にはあった。
「こん、なのって...」
彼女はこの水晶を壊せなかった。
いくら人外の生物を倒していたからって、人間を殺してはいなかった。
それに彼女は女子高生だ。
そんな勇気は出なかった。
だから彼女は水晶を分離させた。
それしかできなかったからだ。
黒髪の女視点
「まずい、核が切り離されたら、56号くんは死んでしまう!
さて、しょうがない。
まずい!切り離された!
『転移』」
彼女はあの改造モンスターとともに消えた。
離れたものを転移させる。それはこの世界ではいともたやすい事なのだ。
紫乃視点
「消えた。いきなり消えたよ。どうなってんのよ、全く...」
彼女は深くため息をつきそして、その場で倒れた。
これは疲労ではなく、すくみであった。怖さであった。死に、自分が人を殺しそうになっていたからであった。
彼女はすぐに位置を整え立つと前に進んだ。
恐怖を海が見たいで殺したのだ。
その海で、もっと残酷なことが起きるとも知らずに。それが自分の意思であると思って...
???視点
「あら、やだ。
可愛い子がくるの?私好みかしら?」
この人物はいわゆるオカマだ。
『さぁね、それは僕たちには分からないさ。』
『そうそう私たちには分からないよ、君じゃないんだから』
彼たちはそういう。
「んもぉ、いけず。でもそれもそうね。それで私にどうしろって?」
『どうしてもいいよ!僕たちは面白ければなんでもいいし!あはは』
『そうそう!一緒に同行してもいいし!殺してもいい!まぁ正義の守護者は殺せっていうかもね!ふはは』
「ふーん、まぁいいわ。じゃぁ見てみるわ。可愛い子だったら食べちゃうけどね!あー早く会いたいわ、清野 紫乃ちゃんかーどんな子なんだろう。」
オカマは両手を胸の前で合わせながらはしゃいだ。
恋人の守護者の前でいつものように。
ここは海上都市カインドの裏路地にある、知る人ぞ知るお店 ワールドカマー この世界では珍しいオカマが経営しているバーである。
なんか一週間投稿になってますね...もっと早くに投稿したいのに時間がないですorz
ルビとかは今度ふります。今回は勘弁してください。
読んでくださってありがとうございます。




