第9話 あの...うんどうしてこうなった?2
と、いうわけでギルドに戻ってきたよ。途中なんかめっちゃ見られてたけど。
とりあえず薬草採取終わったのでギルド嬢に薬草を渡しに行った。そのついでにあれの素材?的なのも一緒に見せた。
「これ薬草です。それと途中襲ってきたやつのなんですけど、これ。どうしたらいいですか?」
私は普通に聞いた。あれが弱いと思い。だが違ったらしい
「これ、は...AAA級アングリモールスの素材じゃないですか‼︎」
なにそれ?
つかAAA級危険種?なにそれ?冒険者ランクでいえば上から4番目だけ...ど...
え?上から4番目じゃん!
強い方やないかい。
周りがざわついた。今にもざわ・・・ざわ・・・って聞こえそうなレベルですがぁ?!
「あの、どうやって倒しました?だって武器なんて持っていないのに...」
あっ、やべ。シュシュにしてたんだよな。刀のままにしとけばよかった。
「えっとー、これが倒した丸太でこれが木に角が刺さったところをグサッと...」
もちろん嘘つきますとも。つか丸太でグサッはないだろ
それにこのシュシュは秘密にしておきたいし。
まぁ多分いけるでしょう。丸太で吸血鬼倒すアニメあることだし...
「えっ、でも...」
と言いながらギルド嬢は考えていた。
(もう一押しか)
そこで私はすかさずまた嘘をつく
「なんか血とか出てたので、弱っていたと思います。だから私でも倒せたのかと...」
まぁ、焼け石に水だろうけど、つかないよりはマシのはず...
「まぁ、そういうことにしときましょう。ここで審議していてもわからないですし。はぁ、上に報告するのめんどくさいわね。」
なんか大丈夫だった。
ギルド嬢お手を煩わせてすみませんorz
私はギルド嬢から今回の依頼費1ナガとあのアングリモールスの560ラハを貰って、ギルドを後にした。
「さてと、宿どうしよう...」
そう思って辺りを見回していると後ろから
「そこの黒髪のお前、お前に決闘を申し込む‼︎」
そう言われ、私の目の前に剣が刺さった
はい、またこれだよ...
え?なんなん?一難去ってまた一難なんだけど、マジ無理。で、今度はなんなんまじ?
「なに?」
シャフ度で言ってしまった。
彼女はそのまま言った。
「私は女騎士カルヴァネーラ中隊長アントネル・サファケイトである!
先程ギルドにAAA級の素材を持ってきた女と見受ける。私と決闘しろ!」
えっ、あっ、うん。めんど
「いや、やだよ。めんどくさい。」
あっ、つい口に出てしまった...
「くっ、なんたる屈辱。」
そう言って彼女は剣を自分の首に近づけた
は?いやどゆことだよ。
「この決闘受けなければ、私は死ぬ。お前のせいで人が死ぬぞ!」
うん、意味がわからん。えっなにこれ受けなきゃあの人は自殺するってことだろ?意味わかんないんですけど...
そう思ってると後ろから
『受けてやろよー』
とか、
『受けなきゃ死体がまた増えちまうよ。受けておくんなまし』
とか言ってるんだが、これがさも当然のように
意味わかんないこの世界
私は逃げ出せなかった。後ろにもいたよ。
こうして私は決闘を受ける羽目になった...
帰りたいっす
えー、社畜って楽しいですね
読んでくださってありがとうございます




