第0話 プロローグにならないプロローグ
ここは何処かの奥地にある図書館、人が一人迷い込んだようだ。
「おや、こんな所に人が迷い込むなんて、何?ここは何処か?だってー?はっはっはっ、ここは何処?そんな事言われてもねー、ここには名前がないのだよ、まぁここは記憶の本がある図書館、簡単に言えば記憶の図書館みたいなんもだね。本来ここは人が来れるような場所じゃぁーないけど、ここに君が入ってきたってことはそういうことなんだろうね。
さてと、迷い子の君に一つ質問だ。君は死について深く考えたことはあるかい?
僕かい?いやー、正直言って僕は無いよ、だって死なないからね!
まぁまぁ、僕のことは置いといてっと、君はないのかい?だって君は人間だろう?自分の死について考えないのかい?ふむふむ、そうかいそうかい君はないのかい。ならこの本を読んであげよう!
えっ?何?そんなのは読まないで私を帰してくれ?いやいや無理無理さっきも言ったでしょ、ここは普通人が来れる場所じゃぁーないってつまり君はここに運命というかなんというかでここに導かれた可能性が高いってこと、つまりここの本を読まなくちゃー帰れない可能性のが高いってこ・と・よ!
というわけで君にはこれを読んで差し上げよう!『22枚のタロットと死を意識する女子高生』っていう完全に名前が酷すぎる本をね!えっ?なになに?あんた司書さん的な立場っぽいんだから本のタイトルにそんなこと言っちゃーいけないってー?いやいやどう考えてもこれは酷いでしょ(笑)タイトルは酷いけど中身はー、そんないいいとは言えないね!タイトルと同じでね!
じゃぁなんでそんな本を読むのかって?そりゃぁこの本を君に読まなくちゃーいけない気がしてね!はいもう読みます。説明めんどいんで」
彼はそう言いながら一冊の、その本を私に朗読をし始めた、その行動もまるで誰かがやれと言ったみたいに。
『彼女の名前は清野 紫乃 何処にでもいる女子高生さただ彼女はほかの女子高生とは少しばかり違った、彼女はよく死について考えてしまう。それは彼女に取っての呪いみたいなものであり、また彼に目をつけられる理由でもあった。』
皆さんはじめまして、今日から趣味として投稿の方始めました、際農梨です。完全なる趣味なのでどうなるかは考えてはいませんが、ダメなところとかありましたらどんどん言っていただけるとありがたいです。投稿を始めたからには皆様に面白かったと言っていただける物を作りたいとは思っています。これからどうぞよろしくお願います。