8章 Another Victory?
こんにちは、こんばんは剣 夏向です!
突然ですが!
World heroのhが本編では大文字なのにタイトルは小文字なわけは!
ミスで…いえ、タイトルとグループ名をわけるためであります!
ミスではありません!(; ・`д・´)
…それはさておき始まります!
It's show time!
「…おしまい!拍手ー♪」
しかし誰も拍手しない。
リンナは少し赤くなるとぷいっとそっぽを向いた。
「い、いいもん。拍手なんていらないし」
「それはおいておいてさ」
非道にも無視する英飛。
ガーンという顔をするリンナをおいておき、話を進める。
「それがどうしたんだよ?Victory?そういうheroがいた。それで終わりだろ?どうしてそんな深刻な話になったんだ?」
「きゃははっあんた、意外とお、ば、か、さ、ん?そろそろ勘づくかなーと思ったのになー。heroって脳筋なの?」
仕返しと言わんばかりに悪態をつくリンナ。
heroを馬鹿にされてはWorld Hero、立場はない。
「で?何なんだよ?話のオチを言えよ。もったいぶらずに」
馬鹿にされた勝人は少し苛立ち気味で訪ねた。するとリンナはにまにまと挑発するように言った。
「えーどーしよっかなぁー♪教えてあげてもいいけど…仲間に入ってあげてもいいけど!」
「いやまてまて、なんか日本語おかしいでw」
すかさず香奈のつっこみ。
どうやらリンナはただWorld Heroについて行きたいだけのようだ。
しかし絵斗はこうきりかえす。
「ほんと?」
「え?」
「仲間になりたいって…ほんと?僕等のスパイをしたいだけじゃないの?」
「はー?なにいってるのさ。確かにさ?私は元,反乱軍幹部ですけどね?も、とだからね?」
「はっ!?」
その場にいた全員が絶句した。
元…幹部?
World Heroはバッチを構える。
LIEは格闘家のようなスキンになり
伝説の目は鋭さを増した。
「やめてよーもう私は戦う気なんてないわけだし。引退したし。大体あんたらが勝った方が面白そうだし応援もするよ?なんなら…」
リンナはにやっと笑った。
「弱点まで教えちゃうよー」
「弱点!?」
「そそ!次、怪物とか幹部とか出てきたらさ、教えてあげるよ!どこ攻撃したらいいかとか。あんたら脳筋っぽいから我武者羅だったんでしょ?戦う時は」
「うっ…」
図星すぎて何も言い返せず、5人は黙る。
しかし、これだけ言っているのに疑うのはheroとしていただけない。
仕方なく、情報入手も兼ねてリンナについてきてもらうという結論に至った。
「やったー!!!…じゃなかった、ま、まぁ仲間になってあげてもいいけどっ」
口では悪態をつくも、やはり仲間になりたかったらしく嬉しそうなのが見て取れる。
「とりあえずさ、なんてVictoryの話なんてし始めたのか教えてよ」
「はーあ…hero君たちまだわかんないのね。いいわ!仲間の私が教えてあげる!」
『仲間』の部分を強調しリンナは言った。
「Victoryはね?…あんた達の前世だよ」
「え?」
「…えええええええええええええ????!!!」
World Heroの声は山奥にこだまし、セミの合奏を止めた。みんみんと鳴く声が再び始まるまでの時間5人はぽかんと口を開けていた。
…嘘…だろ?
…そんな馬鹿な話があるもんか
僕等の…前世?
僕等は…生前から繋がりがあった?
僕等は…元,世界を救った勇者?
嘘だろ…?
「は、はあ?何いってんの?リンナ?アンタのがおかしいやん」
そういう香奈のツッコミも今日は引きつっていた。こころなしか顔が青ざめている。
「つまり…俺等は元.勇者でまた戦わなきゃいけないと?また封印して…封印されなきゃいけない運命だと?」
勝人がそういった途端、伝説は俯いた。未来なんて私にもわからない、とでも言うかのように。
そんなの当たり前だけど、残酷な運命を突きつけられた僕等からみたら、突き放されたような気分だった。
怖い
怖い
怖い
だって
もうこの世にいられなくなる?
行動ができなくなる?
それが封印?
そんなの建前だ。要するに
…死ぬってことだろ?
Victoryは1度戦いによって死んだってことだろ?
絵斗は怖かった。
死ぬって痛いのかな
死ぬって怖いのかな
死ぬってどういうことだろう
死ぬってなんだろう
絵斗にはまだわからないことだらけだった。
混乱する5人をみて、伝説は申し訳なさそうに呟いた。
「…だからまだ言うなといったのに」
「あっちゃ〜heroもまだピュアだったのね。私、わるいことしちゃったか…?」
リンナはバシッとおでこを叩きアチャーと言った。しかしそんなことでこの冷たく重い空気は和まない。heroだなんだといってはいても彼等は所詮中学生。
得体の知れないものを怖いと感じ
怖いと感じるものには恐怖を感じる。
当たり前だが忘れがちである。
heroもただの中学生もなんら変わらないのだ。
World Hero、最大の衝撃から立ち上がれるか?
読んでくださりありがとうございます!
Victory…謎だらけですよねっ笑笑
楽しんでいただければ嬉しいです!
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では剣 夏向でした。また次回お会いしましょう。じゃあばいばいっ(*´ ³ `)ノ