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World hero  作者: 剣 夏向
13/27

13章 不確定要素残像

どうも!剣 夏向です!

先週はすみませんでした…

今週は頑張ります!では始まります

It'show time!

「…という訳」


No.7の話が終わる頃、グレイア達は惜しみない涙を流していた。誰もが心から、不幸に見舞われた少年を哀れんだ。


「はは、泣いてくれるんだね。ありがとう。…やっぱりボクは君達を倒すなんてできないや」


そう言うとNo.7はくるりとグレイア達に背を向け去ろうとした…がその時!


「…あ、がぁっ…」


何か黒い尻尾のようなものがNo.7の首を絞めつけた。

その尻尾の方から声がした。


「…目が覚めてしまったようだね。…眠っていれば…よかったのに」


男かも女かもわからない機械のような声。その声は続ける。


「…我ら反乱軍に歯向かう者はたとえ…元味方であろうと処分する。まったく…使い物にならぬ部下達おもちゃを持ったものだ」


…部下が玩具…?


「てめっ…ふざけんな!!!!」


カッと頭に血が昇ったグレイアは手に握られた双剣で切りかかる。

しかし

ブォンという音を立ててその姿は消えた。

映像だったのだ。


「フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!さぁ!新たなる希望よ!我を楽しませるがいい!!!!その未熟な脳髄ごと吹き飛ばしてくれるわ!!!!」


そう言い残して映像は消えた。

全員はNo.7に駆け寄った。

No.7は息絶えだえながらも最期にこう言った。


「…ボクが見たのは…天使様じゃなかった。あの天使様は…ボク等の天使様あくま、エンデ様だったんだ…」


そう言うと、ガクッと首を傾けそのまま目を閉じた。

そして、その亡骸なきがらは黒い灰となって風に流された。


「エンデ…か」


hero達の倒すべき敵の名がわかった。

ならばどうするか?

…強くなり、そして倒す!!

その瞬間に全員が暗黙の了解で誓った。






《一方反乱軍では》


「まったく…No.7も使い物にならないですね」


情など欠片もない女の声。

その顔は青白く、まるで死人の様であった。

エンデはその青白い顔の女に冷たく笑いかけた。


「冷たいことを言うね。恐れ入ったよ、No.6。…女とはとても思えない」


「貴方様には負けますよ。まさか御自分の手で仲間を潰すとは…」


「あやつは使い物にならぬうえに我らに歯向かおうとした。永遠夢さめないゆめから覚めてしまった」


故に…とエンデは続ける。


「もはや、我らの仲間とも言えぬであろう。お前とて同じ立場ならそうしただろう?」


「…おっしゃる通りでございます」


No.6はその場にひざまずいた。

そして胸の前で逆十字をきると、エンデにむかって誓った。


「…World heroを、我が命が燃え尽きぬ限り始末してまいります」


「物騒なことを言うなNo.6。始末するのではない。…永遠夢さめないゆめを見せるのだ」


「…そうでしたね」


ははは、と乾いた笑いで2人は笑い合うとNo.6はシュッというかすかな音を残し冷たい風を残して去った。

World heroの元に…No.6が行く。

読んでくださりありがとうございました!じゃあ、ばいばいっ(*´ ³ `)ノ

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