11章 ワスレラレナイコト
どうも!剣 夏向です!
すみません投稿し忘れて…
私情が混みあっていて…いや!言い訳はいけませんね。次から気をつけます!
では始まります!
It's show time!
「ふふっ!お兄ちゃん達、ボクのこと楽しませてね♪」
そう言うとNo.7は1枚のカードを取り出した。
「攻撃札を召喚。闇の炎に苦しめ!!」
No.7が言うと、辺りが黒い炎で囲まれた。
「うわ!」
間一髪グレイア達はその場を飛び去り、怪我には至らなかった。
しかし、黒い炎の燃えた場所は焼け焦げ、強い臭いを放っていた。
「…!」
グレイア達ははNo.7の方を見た。するとNo.7あの幼げで可愛らしかった面影は消えてなくなり、狂気に満ちた悪魔のような顔をしていることに気がついた。
「アハハハ!アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
笑い方さえも薄気味が悪く、子供の笑い方ではなかった。
この子はもしかしたら…
反乱軍に汚染されたのかもしれない。
そう思うとグレイア達は気の毒に思えてきた。しかし同情している余裕はない。
「攻撃札を召喚!落雷よ、我に力を!」
そういうが早いか無数の雷が落ちる。
それにもろに当たったヤツがいた。
…リュカだ。
「リュカ!」
「…ゲホゲホッ…あー…ウチも雷属性なんにな…」
そう言うと目を閉じ、ふわっと眠るように地面に崩れた。
「!!!!」
全員が声にならない悲鳴をあげた。
すかさずサグナリアが治癒魔法を唱える。
しかし、未熟ゆえ、効果が薄い。
「リュカの回復は頼んだ!僕等はNo.7を倒すぞ!」
グレイアが指揮を執ると全員が頷き、そして叫んだ。
「リュカに…何すんだよっ!!!!」
まず、ルシカが弓を構え、矢を放つ。その矢は青い流星のように光を帯びてNo.7の胸へ飛び込んだ。しかし
「防御札!甘いよお兄ちゃん達!」
しかし、甘いのはNo.7の方であった。
その一瞬を逃さず、ウルグアが爪でNo.7に切りかかる。
防御も間に合わず、No.7は吹き飛ばされる。
3人がうっし、とガッツポーズをした時…。
No.7が泣いていることに気がついた。
「痛い…痛いよ。でも…父さんは…もっと…」
途切れ途切れの涙声はまた、幼い少年を思わせた。
彼に一体何があったのだろうか…?
すると、No.7は聞くまでもなく、語り始めた。
「ああ、わかってるさ。…きっとボクは君達には勝てない…。だからさ。最期にボクの昔話、聞いてくれない?」
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では剣 夏向でした。また次回お会いしましょう。じゃあばいばいっ(*´ ³ `)ノ