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2話.ロリコンとショタコンの出会い

こんな私たちが知り合ったのは3年前の高2の夏休み。

市民プールの子供用の浅いプールで楽しんでいた私が挙動不審すぎたらしくて、係員さんに係員控え室に連れていかれた時に、同じ理由で連れてこられていたのが秀だった。


私はショタの多い屋外プール、秀は幼女の多い屋内プールに居たから会わなかったのだという。


控え室から解放された私たちは意気投合して、ファミレスで語り合った。


そこで知ったのは彼が隣町の高校に通っていること。あと、ロリコンの割に優しいこととか、うん。


その日に連絡先を交換してから、おすすめの場所(なんの場所かはあえて言わない)を教えあったり、一緒に出かけたりしていた。


そして、その日からちょうど1年後、


「今日、何の日か知ってる?」


「山の日だろ?祝日の、親が子供を色んなところに連れて行くのに適している日だから今日も集まったんだし。」


「まぁ、それもそうだけど・・・実は今日、美優と出会ってちょうど1年目の日なんだ。」



もちろん覚えてた。けど恥ずかしくて隠してしまった。


幼女以外にあまり関心のない秀が覚えてくれているとは意外であり、とても嬉しかった。


「それで、そのー、あー、うん。」


「なんだよ。何かあるならはっきり言えよ・・・」


「えー、じ、実は、前から美優のことが好き、でした。だから、そのー、良かったら付き合って下さい。」


「・・・・・!?」


時が止まったように感じた。


だってあのロリコンの秀が、いや確かによく一緒に出かけてたけど。


でも、信じられない!


だって私も・・・


「えー、あの、沈黙がものすごく辛いんだけど。」


「あ、あぁ悪りぃ。ロリコンの秀がそんなこと言うと思わなくて、めっちゃビックリしてた。んん、まぁ、私も、秀のこと、結構前から好きだったし・・・。だから、付き合ってやるよ。」



「・・・本当!?とても嬉しいよ!これからもよろしくね、美優!!」


「おう、こちらこそよろしくな、秀。」



こんな感じで、私は秀と付き合うことになったのだった。


交際経験ゼロ計画に参加していたわけでもないのに彼女いない歴=年齢なので、告白シーンがすごくあっさりしてしまった気がします。

あと美優ちゃんは荒っぽい口調ですが、心の中はショタコンなこと以外はピュアです。

1話から読んでくれた読者の皆様、2話を先に読んだという強者の読者の皆様、ここまで読んでくださってありがとうございます。

これからは日常編に戻るのでこの先も2人のラブコメにご期待下さい!

では!

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