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プロローグ

( ˘ω˘ ) 名前考えるの面倒だからナロウで代用しまくる

ー ガルシア王国 裁判所 ー


 『判決、ラキア・クルークスは勇者殺害を目論んだことにより流刑に処す』


 裁判長の判決が下った、思い浮かぶのは過去の記憶と後悔だけだ。


 彼はラキア・クルークス、この国の公爵家に生まれた貴族だ、今はただの罪人だが。


 この世界には多くの魔王がいる、魔王は強力で国々は多くの兵を無駄にしていた。

 そこで、国々は魔王に対抗出来る人間達を集め、国に仕えさせていった。


 勇者や英雄と呼ばれる者の多くは人外レベルの強さであり、一種の戦略兵器で、勇者とは魔王討伐を志し、国に認められるほどの戦闘能力を持った者にしか与えられない称号である。


 彼の通っていたナロウ学園にある日、勇者の称号を持つ転入生がやってきた。才能があり調子に乗っていた彼は勇者と呼ばれ尊敬される平民に嫉妬した。


 転入してきた勇者はセリアスという名前の少女であった。平民の癖にと見下し、ラキアは決闘を挑んだが、結果は屈辱的な敗北であった。


 元々傲慢で評判の悪かった彼はその話題により道化に成り下がった。

 自意識過剰だったのだろうと今では思う。


 その時自分の弱さに気づいていればまだかませ犬程度で済んだのだろうか


 周囲から蔑まれていると感じたラキアは荒れに荒れた。見下していた者達に見下されているのだ、八つ当たりでしかないのに俺は復讐のことしか考えられなくなっていた。


 (あの時の俺はおかしかった、まるで操られていたかのようだった、異常な復讐心が湧き上がっていたのを覚えている)


 どのように復讐するか考えていた時、謎の男に復讐を手伝ってやると言われ、魔道具を渡されたのだ。

 どう考えても怪しいのだが、俺は疑問に思うこともなく魔道具を受け取っていた。

 その魔道具は強力な魔物を召喚するものであり、学園祭トーナメントの時に使用しろと言われたのだ。


 そこからの記憶は朧げだ、完全に操られたのだろう。


 気づいたとき、牢にいた。家からは勘当され、婚約者や友人にも見捨てられた。

 優しかった家族が、婚約者が、友人が蔑んだ目で俺を見ていた。


 召喚した魔物は勇者によって止められたが、その罪は重い。取り調べ中も操られていたのか、意識が戻った時は遅かった。

 

 絶望した、後悔した、自己嫌悪が止められず、泣き続けた。

 何もかも失った、感情の起伏も減った。

 恨み、妬み、怒りが、今まであった感情のうねりが感じられない… 

 

 こんな状況になってやっと気づいたことは、俺はただの人間だったということだ。

 弱者の癖に傲慢な道化だったのだと。 


ー 流刑執行日 ー


 流刑に処された俺は馬車に運ばれていた。

 馬車の外からは罵声が飛んでくる、惨めだ。


 馬車の行き先は辺境の開拓村らしい。


 危険地帯を迂回している時だった。

 これからのことについて考えていると馬車が突然止まった。


 「降りろ罪人」


 御者の騎士から命令され、馬車から降りると騎士達が剣を構る。


 「どういうつもりだ…」


 理由を問うが大体察しが付いている。


 「どうもこうもない、お前にはここで死んでもらう」


 どこかの貴族の差金だろうか、今回の事件の黒幕による口封じかもしれない。抵抗する手段がない俺は死を覚悟した、したと思っていた。


 (まだ死ねない!)


 久しぶりに怒りを感じた、どうやら俺はまだ傲慢だったらしい。

 惨めに弱いまま死ぬのだけは我慢出来なかった。


 ラキアは騎士たちの隙に掻い潜り全力で逃げた。


 「奴を逃がすな!」


 騎士達が追ってきている、追いつかれるのも時間の問題だ。


 必死に走っていたが、崖に追い込まれる。

 崖下を見ると川が流れていた、あと数秒で俺の首は飛ぶだろう、賭けるしかない。

 覚悟を決め崖から飛び降りた。

 


 


 


 

 


 




日曜日には1話出す( ˘ω˘ ) スヤァ…

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