表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
先を越されて魔王になった勇者  作者: アトランタ
退屈こそ幸せ
3/7

魔王様の出会い2

「人類種の勇者が魔族の長になりたいですって?笑わせないで。

人類種であるお前に長なんぞ務まるか。」

腕を組み、全裸である。

罵っているつもりだろうが全裸だ、17歳にとってはその罵倒もご褒美だ。


「ちょっと、聞いてるの?何ニヤニヤしてるのよ」

好色そうな目で見つめる高杉を不審に思ったのか警戒されている。

まだ原因が分かっていないようだ。

徐々に月にかかっていた雲が払われていく、R-18まであと一年なのだが

「あ、鼻血―――」

「血いいいいいいいい!!」

突風が吹いたと思うと月は雲に遮られ辺りは暗闇に包まれた。

体が宙を舞う、一瞬で地面に叩き付けられた。

「フガッ!!」

変な声と共に血が流れ出る。

どうやら衝撃で傷口がさらに広がったらしい。

鼻血を抑えるため鼻をつまもうと手を動かそうとしたが二の腕が上部から

圧迫されているみたいで動かない。

足をバタつかせてみるがその拘束を解くことには至らない。


冷たい物が顔に触れ、何かを探すように顔の上を這いずりまわる

離れたかと思えば生暖かい風が耳元にそよぐ。


雲が徐々に切れ月が顔を見せ始めた。

周りから見れば色々と問題のある状況、少女が馬乗りになっていたのだ。

その手のひらは深紅に染まっていて、それを弄ぶ金髪の少女がそこにいた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ