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Liar Angel  作者: 夏瀬セツナ
出会いと終わりの始まり
7/23

7:BOY MEETS GIRL

「とりあえず魔術師、探すか」

そして考える、魔術師ってどこにいるんだ?


あてもなく歩きはじめる


「キャーァァァァァ」


悲鳴、今日の事件の後だ。何かが起こることは予感

していたがそれでもうんざりする厄介ごとはないに

限る。

悲鳴のする方向へと走る、レンガ造りの家の屋根を

走り抜けていく、


「魔人か」


18フィートはゆうに超えるであろう巨体を持ち頭には二本の角、口には大きな牙をのぞかせている。

低級悪魔とはいえ人間のかなう相手ではない。

おそらく今朝の聖職者殺しが関係しているのだろう。

街を守る結界が消えたことによって悪魔の侵入を

許したのだ。1人の少女が魔人に喰われそうになっいるのを見つけ、


ルークは左に差した聖剣を抜き天使の力の解放する。


「セラフィエル 僕に力を貸せ」

その瞬間、抜いた剣は光に包まれ瞬く間もなく

魔人の体を交差する。

一瞬間おいて時間が動き出したように魔人の体が

いくつものパーツの分断され、魔人は身体は大きな

音を立て崩れた。


「大丈夫か?」

ルークは魔人に襲われていた少女に声をかける。

『う、うん。ありがと』

どうやら大丈夫そうだ、そう判断して騒ぎになる前に立ち去ろうとする。ここに残って正体を詮索されても面倒だ。

『ちょ、ちょっと待って』

立ち去ろうとした僕を銀髪の少女が引き止める。

「なに?」

『お礼がしたいわ!』








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