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Liar Angel  作者: 夏瀬セツナ
出会いと終わりの始まり
6/23

6:天統者

『まぁ君であって君じゃないんだけどね』


僕は天使に問う

お前は見てたのか?


『まあね、聖職者たち皆驚いてたよ。いや驚くころには死んでたかな、あいつ本当に容赦ないよね』


聖職者が殺されてもなんとも思わないのかお前は

それでも天使なんだろ


街を歩きながら天使と話す。


『べつに僕を信仰してるわけでもないしね。

人間がいくら死のうと僕には関係ないよ』


そうかよ


『いい加減、その天使ってひとくくりにするのやめてくれない?僕は、天使の中でも熾天使(セラフィム)、雷を司る大天使セラフィエルなんだけど?』


名前か...どうして僕がお前ら天使の言うこと聞かないといけないんだ?


『なに怒ってるんだよ、相変わらず君には理解に苦しむよ。まぁ退屈せずには済むけどね』


せいぜい怯えてろ利用できるうちは使ってやる

全て終わったらお前も殺してやる


『そうかいそうかい楽しみにしておくよっと』


相変わらず口の減らない天使め

それより、俺は天使の宿る剣とは違う剣に目を向ける

"こいつ"をどうにかしないとな


『君には手に負えないと思うけど?』


お前にもこれを抑える方法、わからないか?


『夜だけなら魔術師(ケンプファー)に特殊な聖護符でも作らせたら

なんとかなるかもね。』


そうか魔術師、探してみるか


『僕が言ったのは並みの悪魔ならって話だよ

君の魂を喰ってるやつは相当高位の悪魔だ。

普通の魔術師には荷が重い』


だがそれだけ魂を引き換えに手にする力は大きい

僕の魂が喰いつくされるのが先か、

全ての天使と悪魔を殺すのが先か、僕は負けない。

こいつらには絶対に。



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