3:街
街に着くこの街はどうやらリヴィラというらしい、
「大きな街だな」
あたりはもう暗く、街灯が辺りを照らす。
とりあえず宿を探すのが先決か
そう決めてルークは歩きだす。
やがて小さな宿を見つけしばらくはここに寝泊まりすることに決めた。
「一泊2食付き銀貨1枚だよ」
老いた老婆が宿に入ったルークに向かって言う。
「今は金貨しかないんだ。これで頼むよ。」
ルークは金貨を一枚、テーブルに置き、部屋の鍵を受け取り、二階へと上がっていく。
『おーい、おい、おーい無視しないでよっ!
聞いてる⁇』
「んだよ、うるせぇな」
『お、やっと返事してくれたねっ!
僕、嬉しいよ』
独り言を言ってるわけじゃない。
今ルークに話しかけているのは...
「うるせぇんだよ天使、お前と話すことなんてない」そう、天使である。
ルークの持つ剣には天使が宿っている、この世界では天使の宿った武器を聖晦というらしい。
『そんなこと言わないでさ仲良くしようよ
君は僕の契約者なんだし、君さえ望めば僕の力で君を、一国の王にだってできるんだよ?
さぁ望みなよ!』
そう、こいつら天使は悪魔とそう大差ない
人の欲につけ込み破滅させる、何が天使だ。
「お前らが俺にしたこと忘れたわけじゃねぇよな、俺はお前ら天使を皆殺しにしてやる」
そう、これが俺の生きる意味、復讐だ
俺は天使どもを皆殺しにする、たとえ
悪魔に魂を、売っても