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15:マリサナ市街地
街に出てルークは街の経済と信仰の中心、限られた
人間にしか出入りすることが許されないマリサナ市街地を目指して歩いていた。
歩きながら考える。不意打ちの一撃それで仕留められれば一番なんだけど、まず天統者に近づくことが難しい
奴らは自分が神に選ばれた存在と勘違いしている。
天使をつかって他人を服従させ言うことをきかせる。
いや使われているのは人間のほうだ。
僕は、そうはならない。ただの人間のくせに人間を
見下している奴らは民衆を近づかせることはない。
近づけるのはお付きの魔術師や聖職者だけ...
どうしたもんかね
そんなことを考えいるうちに市街地へと到着した。
検問があり聖職者や貴族の許可がないとこれ以上は
入ることができないようだ。
とりあえず身なりをそれっぽくしないとなぁ
今のルークの着ているものは街で買った安物の衣服に黒いローブといういかにもな格好だった。