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1:序章
天使...曰く神の使い、伝令者、神と人間の
中間的存在、つまるところ彼らは皆、神の僕、神に仕えるものだ。
この世界における、
神は死に、
本来、主である神が死に天使たちの役目は終わり自由な存在になれるはずだった。
だが生前、神は考えた、自分に似せて造った天使たちは、強大な力を持っている。
同じ神の創造物である人間とは比べ物にならないほどに。
そして神は思い出す、強大な力を持っているのは自らに仕えた天使だけではないと
神に反逆し天界を追放された天使...
すなわち悪魔たちの存在を
死の近づいている神にはもはや彼らを消滅させるほどの力を、持ってはいなかった。
そして神は残る全ての力を使い、
特に強大な力を持った十三天使と十三悪魔を
封じ力尽きた、
これが、この世界の始まりである。