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RACRIMOSA ~異世界来る前からチート持ち~  作者: 夜光電卓
第二楽章 最強の冒険者
32/49

♯29 希少属性

更新が滞り申し訳ございませんでした>>第二章以降から、勢い任せで書いてしまっていた為、色々不都合が生じて、書き直させて頂きました>>

ですが、基本のストーリーの流れは過去の ♯36(奏吾とディノの決闘前)までは変わりませんので、既にそこまで読んでいただいている方は、♯37から読んでいただいても大丈夫です>>

最新の♯37までは二時間おきに更新していくつもりですので、それまで大部変更に書き直した、新しい第二章を楽しんでいただければ幸いです>>


誤字脱字のご報告、評価、感想等ありましたらいただけると幸いです>>

反応があると筆者は単純なので、テンションが上がり頑張れます>>


今後ともよろしくお願い致します>>

 ビヨンド家に新しい家族が増えた日の翌日。奏吾とアーニャの姿は念願の第二層の入口あった。

 これからこの剣と魔法の世界“トリニタ”で、奏吾は本格的な冒険者として生きる事になるのだが……。


 さてその前にここで、奏吾がやって来たこのトリニタの。それもヘルブストで二代目勇者マリアが纏めた魔術について語っておきたい。だが、その前にヘルブストの魔術体系が何故今のようになったのか、歴史を紐解く必要があるだろう。


現在の魔術体系の基礎が出来たのは凡そ五百年前。二代目勇者がその祖と言われているが、彼女が現れる前までのヘルブスト帝国では、魔術というのは地球で言われるところの超能力に分類されるものだった。

道具などを使わず、何もないところから魔力という生命エネルギーを使って、火や水、を生み、土を創り、風を起こす。

超能力でいえば発火現象能力パイロキネシスなどに代表されるであろう物質(もしくは現象)の発現能力の事を、ヘルブストでは魔術ないし魔法と呼んでいた。

これはあくまで何もないところから何かを生み出す能力でしかなく、これをコントロールしたり、また殺傷能力があるほど威力を生み出す程の逸材は、それだけで戦争を左右する程の戦略兵器であり、その兵器並みの魔法使いは、数が少なく、帝国に管理されていた。


ただ当時の戦争はあくまで剣や槍、弓矢を使った中世ヨーロッパのような白兵戦が主であり、魔力というのは自身の身体を強化したり、唯一現在の魔術体系に似た術式を生み出していたルーメン正教の光魔法による治療系だけに止まっていた。


これは魔族や獣人も概ね同じであり、元々の身体能力で劣っていた人類は、数とその戦略兵器とも呼べる数少ない魔法使いで対抗するほか無かった。


歴史でいうのであればそんな中で現れた。伝説上で唯一の賢者。つまり光以外の四属性を使えたと言われる初代勇者が、他を圧倒し、魔族との大戦でその異常な強さを他種族に見せつけ、魔族を説き伏せ和平に導いたのも頷ける話しである。


この頃は五大属性の概念すら存在せず。戦略兵器である魔法使い達は、その使用する魔法によって『火の魔法使い』や『水の魔法使い』などと呼ばれており。魔法使い、魔術師、魔導士、賢者などの呼び名も区分けも存在していなかった。


そんな中、五百年前。和平を結んでいた魔族が裏切り、ヘルブストは窮地に陥る。

といのも、魔族もまた魔法を使うようになっていたからだ。身体能力が高く、種族によっては空を飛ぶこともできる魔族が魔法を使うということは、人間にとって脅威でしかなく、急遽伝説の救世主である勇者に人々は希望を託した。


しかし、呼ばれたばかりの二代目に初代のような活躍を望むべくもなく。ヘルブスト帝国は多くの国土を失い、二代目勇者は現在のゾーマン方面へと逃亡を余儀なくされた。


しかし、二代目の真価はここから発揮されたといっていい。

初代勇者が武勇で優れていたというのなら、二代目の彼女はその頭脳こそ優れていた。


 戦時中に目にしたルーメン正教の治癒魔法や、自分を呼び出した召喚魔術からなにかしらのヒントを得た彼女は、偶然出会ったゾーマンの魔女と呼ばれる魔女と共に、魔法を学術的に解析し、人並み以上に魔力さえあれば魔法が使えるよう研究を始めた。

彼女の功績で偉大と呼ばれるのは、先の五大属性の定義と、魔方陣の開発であった。

五大属性については先に説明したので省くが、魔方陣については四属性の発現顕現の方法を術式として表現し、そこに魔力を流すことで魔法を顕現させる事に成功したのが二代目勇者であり、これによってそれまで魔法を顕現出来なかった者でも、魔力の保有量が多ければ魔法を使えるようになった。


ただ、この魔方陣もただ描いた魔方陣に魔力を流せば良いというものではなく、そこには魔石が必要だった。

魔石に魔方陣を刻み、そこに魔力を流す事で魔方陣に組み込まれた術式通りに魔法を再現する。

これをヘルブストへと持ち帰った為、魔族との大戦に敗北しながらも、彼女は二代目勇者としてヘルブストに認められたという経緯がある。

これによって彼女は、現在のヘルブストに伝わる魔術体系の基礎となり、魔道具制作や契約魔術の礎となった。

そして彼女の死後もこの研究は引き継がれ、人々は強かに魔族への復讐の機会を待っていた。


何故、待っていたのか……。

人々がすぐにこの力を持って魔族に逆襲しなかったのには、勿論理由がある。この二代目が築いた魔石の魔方陣による魔術にも問題点があったからだ。

とくにその最大の問題は、魔方陣を刻む魔石そのものにある。


術式はひどく複雑でその魔方陣を刻むとなると、そこには精密な作業が要求される。したがってそれを刻む魔石にはそれなりの大きさが求められた。


しかし魔方陣を刻むほどの魔石を入手するとなると難しく。魔石は魔物や魔獣、もしくは魔族の体内にあり。魔方陣を刻むほどの魔石を宿すとなるとその魔物などの力は強大で簡単には討伐、入手はできない。

故に先の大戦まで魔族から手に入れた魔石などを含めても、その個数には限度があり、魔法の普及と魔術師の増加にはなかなかつながらなかった。


そして三百年前、遂に業をにやした当時の、そして最後のヘルブスト皇帝によって三代目の勇者が召喚される。


彼は現在こそ、初代のように武勇に優れ、二代目のように賢かったと呼ばれるが、彼の最大の功績は文化革命とも呼べる、あるものの製造にある。


それが『紙』である。


召喚された三代目はそれまでの経緯を聞き、すぐに動くべきでないと皇帝を説得した。

魔族との戦いまでに自分を鍛え、国の戦力を増強することを提案し了承させたのだ。


そして彼が異世界から持っていた製紙技術を用いて、それまで羊皮紙など高価なものでしかなかった紙を、大量増産させる事で安価にし、完全な消耗品とする事に成功する。


これにより情報の整理が容易になり、国の体制が整備されていった。


同時に、これを当時ゾーマンにしかなかった冒険者ギルドにもちこみ、組織の管理整備に有用であることを示し、その代価として魔族との大戦での冒険者ギルドの助力を願い出た。結果、ゾーマン地方でバラバラだった国々に連合を結成させ、ヘルブスト帝国とゾーマン連合の結託を促した。


魔族に対抗する戦力増強の為に起きたような『紙』による文明開化だが、彼がこの『紙』でもたらした最大の革命は、魔術にこそ意義があった。


それまで魔石に刻むしかなかった魔方陣を、魔石を砕いて溶かす事で創るインクで紙に描くことにより、その大量生産を成功させたのだ。


後に護符タリスマンと呼ばれるこれは、今まで大きさが足りず屑石でしかなかった低ランクの魔物の魔石にも活用法があることを示し、冒険者ギルドの発展にも繋がった。


こうしてそれまでの魔石の護符と共にこの紙の護符は瞬く間に普及し、魔法を使えるものが増大。ゾーマン連合との共同戦線もあり、三代目勇者は圧倒的な武力をもって、魔族との大戦に勝利をもたらした。


これが、三代目が勝利を象徴する所以である。


余談をするならば、その後ヘルブスト帝国は、皇帝が大戦中に亡くなったのと、友好国であるゾーマン各国と対等であるという意味を込め、帝国から王国へと名を変え。皇帝もまた国王となった。


そして勝利を与えた三代目勇者を称え、土地と自分の姫を与え、国を興す事を赦した。これが現在ゾーマンにあるザルカント王国の成り立ちである。


 閑話休題


 ここで話しを戻そう。このヘルブストの魔術は、先述の通りまず五大属性の何かしらを顕現できるかどうかに関わってくる。これは詠唱、無詠唱に限らず、魔力と詠唱による術式構成だけで顕現できるようであれば問題は無い。

 ただ、人並以上に魔力の保有量が多くないと、属性の顕現は現れないと言われており、魔力保有量が多いものは、必ず何かしらの属性に偏って顕現できるようになると言われている。

 これが所謂四属性であり、光属性だけはルーメン正教で他の属性が顕現する前に、修行しないと顕現できないと言われている。


 ならば、保有量の少ないものは魔術が使えないかと言えば、そうでは無い。魔力を外へ流す、つまり放出する事さえできれば、護符などで契約された術式、つまり魔方陣によって魔法を発動することが可能である。

 勿論、その魔方陣で契約された魔力量を放出しなければならないため、一般的な魔力量の人間でも、低ランクの魔術を一度だけ発動するだけで、一日動けない程の魔力量を失ってしまうのと、三代目勇者の功績で安価になったとはいえ、それでも護符の金額は高めであり、一家に一枚、護身用にというのが一般的である。

 魔術が顕現できる程の魔法使いにもなると、自分の属性以外の魔術の護符を持つ物が殆どで、護符を何枚も束ねた魔術書(スクロール)が魔法使いの本当の武器ともいえる。


さて、この魔術。実際には五大属性の他にも暗黙ではあるが属性が存在している。大きく分けて無属性と希少属性(ユニークスキル)と呼ばれるものだ。


 無属性は奏吾が氣と呼んでいるものと同じ、どの属性にも偏っていない純粋な生命エネルギーと言っていい代物の魔力であり、この世界トリニタに生きる全ての存在に有するモノである。

 この無属性の魔力は誰でも持っているが、何も生み出す事は出来ない。本来であれば生命エネルギーと言われるだけあり、生命を生かす為のエネルギーであり、体内にある内はなんとも無いものの、体外へ放出すると空気中へと霧散してしまう。と二代目勇者は研究結果を残している。


 魔法使いになれない一般人が護符を使用した際に、大量の魔力を失うのは魔力の放出時に余分な魔力も同時に放出してしまうからではないかというのが、現在のヘルブストの魔術師の間では通説とさえなっている。

 その証拠に、無属性の魔力は体内にある内はその力を存分に発揮し、才能と訓練次第では魔法使いでなくとも無属性を使った身体強化が可能であり、ゲームや漫画でいうところの必殺技やスキルのような超絶技巧を扱えるようになる。


 アーニャが奏吾の氣を、珍しくないと言ったのもこの為で、敢えて言うならば、本来すぐに霧散してしまう無属性の魔力を『顕現』――つまり放出して技術としている事は珍しいが、その魔力だけみるならば、ただの人――という事になる。そしてその技術云々は、ヘルブストでは珍しいゾーマンの魔術で通ってしまうのだ。


 最後に希少属性であるが、これの具体的な定義は現在でも難しいと言える。あえて言うならば“無属性でもなく、五大属性でも無い属性を顕現できる”という事になる。

 言う分には解り易いが、定義づけを困難にしているのには理由がちゃんとある。


 例えばアーニャが前に見せた『氷槍(Grande Sonate pathétique)』は“氷”の希少属性である。つまり水では無く『氷』を顕現する希少属性ということなのだが、正確にはアーニャは氷を顕現している訳ではいない。

詳細に関してはいずれ説明する事になるが、アーニャは水属性を顕現させた上で、その水を凍らせ氷にしている。

 このように水が氷になること自体は、この世界でも認知されており、氷属性は水属性の上位属性、もしくは派生属性ではないかという学説が存在する。

 この場合、氷属性は五大属性から漏れることなく、希少属性では無いという判断にもなる。

 他に確認されている希少属性に関しても『砂』は土、『霧』は水、『煙』は火か風――と言った風に、無理やり理由付けが出来てしまう為、希少属性の定義づけを困難にしてしまっている。

 そのような中で奏吾の守護霊、影炎の属性『影』は完全な希少属性のようにも思えるが――光属性がある以上これもまた屁理屈でどうにかなってしまう可能性がある。

 そして以上がトリニタの住人達が、奏吾の氣や守護霊を見てもただ『珍しい』というだけで済ましてしまう事のできる理由でもあった。


 さて説明が長くはなったが、物語に戻ろう。何故、このような長い説明が必要だったかと言うと――。


「奏吾様……そろそろご説明をしていただきたいのですが……」


 アーニャにそう言われ、奏吾は小首を傾げる。


 長い説明でお忘れかもしれないが、ワーカーとルルスの間に子供が生まれた次の日。つまり奏吾が一人前の冒険者としてデビューを果たした日、晴れやかな太陽が中天を少し過ぎた頃の事である。

 奏吾とアーニャは第二層へとやって来ていた。暫く歩き周りに人がいなくなると突然アーニャが大声で訊ねてきたのだった。

 それもアーニャにしては珍しく、目を丸くし本当に驚いているような顔だった。


「説明――? なんの?」


「あの豚に放った――あの魔術についてです」


「あぁ……魔術って言うか方術だよ方術。俺が元居た世界で師父に教わった魔術みたいなもの。説明しなかったっけ?」


「いえ、奏吾様がその無属性の魔力で魔術のように属性を顕現できる……方術なる技術を体得している事は、勿論存じています。ただ……さっきのはいったいなんの属性なのか、私にもまったくわからなくて……」


「属性? そうだな……敢えて言うなら『雷』属性の魔術……かな?」


「カミナリ? ……ですか?」


 アーニャの反復に、自分の雷系統の方術の特殊性に奏吾は気づいた。


「あっ、そっか。五大属性が基本だから、雷も希少属性になっちゃうのか。ならあんまり多用しない方がいいのかな?」


 奏吾が聞き返すとアーニャはキョトンとした顔で、「あの、奏吾様……カミナリとはなんでしょうか?」と尋ね返した。


 今度は奏吾が目を丸くする番だった。


「えっ、雷だよカミナリ。サンダー! イカヅチ、稲妻、稲光、サンダー!! 電気、電流、電圧、サンダー!!! ボルト、アンペア、ビリビリ、サンダー!!!!」


「っ! そ、それは何かの詠唱なのでしょうか?」


 あまりにも顔を近づけてきた奏吾に対しドギマギ……いや驚いたアーニャは顔を赤らめそむけながらそう返した。

 奏吾本人は口をアングリと開け放っている。


「アーニャさん。カミナリ……知らない? 」


「すみません。聞いたことも無いです」


 奏吾はガックリと肩を落とした。この世界には雷属性の魔術が無いのか……? そんな疑問が頭を駆け巡っている。


「アーニャ、雨の日とか、雲が凄い多い時とか嵐の時なんかに、空がピカッて光って、こんなジグザグの光の柱が地上を走って、ゴロゴロって大きな音がする事とかって、この世界には無いの?」


「……ん? ありますよ」


「そっか、無いのか。って事はやっぱり雷属性は……ってあるの? あるじゃん雷!」


「いえ、それはカミナリでは無く『ルーメンの火』だと思います」


「へっ……? るーめんの……ひ?」


「はい。雨や嵐が洪水を生まないように、天上のルーメン神が、その力を火に変えて、雲を貫き、嵐を早めに終わらせようとしているのだと言われています」


「ルーメンの火……なんで火なの?」


「それはその火が落ちたところは必ずと言っていい程、燃えていますから」


 奏吾はそこで納得できた気がした。つまりこのトリニタでは、少なくともヘルブストないしゾーマンのアーニャが住んでいた場所では、雷の概念が存在しないのだと。電気も電流の概念も存在しない。

 ただ空中から光る雷の現象だけは、その光と落雷地点に残る炎から、『光の(ルーメン)の火』と呼ばれているのだという事らしい。

 ということは、矢張り『雷』属性というのは、概念自体が存在しないようだ。


 おいっ、雷系の魔法とか、絶対的お約束じゃないか。『ラ〇デイン』とかデ〇ン系は勇者の必須スキルでしょう?

 というのは奏吾の心の声でしかない。


「あ、あの奏吾様――?」


「ん、あぁ――ごめんごめん。たぶんその『ルーメンの火』っていうのが俺の言う雷と同じものだと思う。敢えて言うならさっきギルドでやったのは、そのルーメンの火の超縮小版。あれに当たるとビリビリ感電……じゃなくて相手を痺れさせて、行動不能に陥らせることができるんだよ。

 あの威力を凄く上げていくと、さっきのルーメンの火みたいに、相手に火傷をさせたり、燃やしたりすることもできる。

 俺の元いた世界では魔術が一応、無いと言われていた世界だから。その力を魔力の代わりにして魔道具のようなモノのを使えるようにしてたんだ」


 ようは電化製品の類である。しかし魔道具と電化製品ではそのロマンに雲泥の差がある気もしないではないが。


「魔力の代わり……ですか。すみませんよく解りません。でもそうなると、やはりその『カミナリ』は希少属性だと思いますが、ルーメンの火を再現している……と考えれば、火属性の派生……いや光属性の派生になるのでしょうか……」


 そうだよね。これは影属性並みにこの異世界では得体の知れない何かになっちゃうよね。

 なんか、この世界に来る前からチートを持っていた気になってたけど、この世界に来てからの方がチート増えてない?

 と奏吾は肩を落とす。


「これはやっぱり、あんまり人前に晒しちゃいけないヤツみたいだね」


「そう……ですね……」


 アーニャの肯定に奏吾は眩暈を起こしたくなる気分だった。


「それをよりにもよって、あんな奴に使っちゃったのか……」


奏吾はほんの一時間ばかり前に出逢った、豚の顔を思い出しながらこめかみを押さえた。


「面倒な事になる予感しかしない……」


 奏吾の言葉にアーニャも流石に苦笑するしかなかった。




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