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しかし
今夜は鍋島との
話をゆっくりとするため
明宏だけ先に
レンタルスペースに
行くことになった。
もうすでに
メイクも終えて
完全女装を済ませて
俺を待っていると
さっき明宏からの
メールが届いた。
俺は明宏には
レンタルスペースから
絶対に出るなと伝えた。
俺が一緒ならいいが
明宏一人で夜の出歩きは
やはり危険であるからだ。
ナチュラルメイクだと
明宏は現役女子高生にも
周りからは見えるんだ。
それゆえ
よからぬ野郎が
近づいてくるのは
僕は心配である。
ちなみに
明宏が女装でない
男モードの時には
俺は心配することはない。
あたかも俺は
可愛い妹を心配する
兄のような気持ちである。
まだ約束の
時間には十分に
間に合うはずであるが
隣の市までの
電車を降りると
レンタルスペースへと
俺は足早に急いだ。




