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その日の夜

鍋島からの

メールが来た。


地元での予定は

済ませたという。


その予定とは

俺と明宏の新たな

戸籍を依頼すること。


そして

組の本部の

近くの喫茶店に

盗聴器を仕掛けた。


さらには

俺と明宏が

組事務所から持ち出した

青のキャリーケース二つ。


それを地元で

処分してきたそうだ。


戸籍の方は

かなりの割高になるが

見つけられそうだと

鍋島は自信あり気だ。


とにかく

裏の世界では

お金の力が全てである。


相場よりも

高い料金を払えば

なんとかしてもらえる。


戸籍を買うには

一人100万円が

相場であるという。


おそらく

鍋島は相場の3倍とかの

料金を提示したはずだ。


今回の仕事は

鍋島は成功を

もう確信している。


それゆえ

鍋島は今回

既に受け取った報酬の

6000万円の半分まで


経費として

使ってもいいと

考えているようだ。


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