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どこからどう見ても
ゴールドブラウンの
ウイッグを被っている
明宏は今風のギャルだった。
なので
俺たちはゴツイ男と
可愛い女の子のカップルと
周りには思われているはず。
もちろん
俺には今も昔も
ホモッ気なんてない。
とはいえ
女装した明宏と
並んで歩いていると
不思議だが
僕は誇らしい
気分にもなるんだ。
俺たち二人が
街を歩いていると
周りの男性たちは
まずは
明宏に視線を
注いでくるんだ。
その彼らの目は
可愛い女の子だな!
と
言っているようだ。
それから
隣にいる俺にも
彼らは視線を注いでくる。
こんな可愛い
女の子と付き合えるのは
こいつはスゴイ奴かも?
と
彼らは羨望の視線だ。
そんな視線を
俺は誇らしくも
感じているんだ。
ただし
俺と目が合うと
みんな例外なく
サッと目を逸らす。




