おおよその設定と登場人物紹介
ざっくりとした設定と人物紹介(~50話)
何度か名前が出てきた妖精族や龍気等もまとめています。
本編ついては次話からスタートしますので、飛ばしていただいても問題ございません。
【アイゼンブルク帝国】
広大な版図を誇る大国の1つ。他国に比べると妖精族は少なく、魔術を扱える者もそれほど多くはない。
歴史も長いぶん、さまざまな組織が作られている。黒紋監察室はもちろん、帝国騎士統轄庁や帝国通信局、帝国監政院に帝国商務院など。
また帝都アイゼンスタッドには3つの大きな教育機関があり、軍人や文史官の教育体制もしっかりと整えている。
■ガルディアス
現皇帝。8人の妻と9人の子どもがいる。清濁併せ吞む人物ではあるが、末娘2人を前にすると判断能力が著しく低下する。
■ジェイケル
第一皇子。最も有力な次期皇帝候補だと言われている。
■アシュレイ
第二皇子。実は周りの意見に流されやすい。次期皇帝を目指しているのも、周囲の貴族に乗せられているうちに本気で目指すようになった。
■セレーネ
清楚華憐で純真無垢な第五皇女。身長155センチのDカップで、白に近い水色の髪を腰まで伸ばしている。美しい、あまりにも美しすぎる。
数々の奥義を習得した実力者であり、〈小悪魔皇女の覗き込み術〉〈五声魅了陣〉などでセレニアンを激増させる。
■アナスタシア
引っ込み思案で人見知りな第六皇女。身長146センチのBカップ。
薄緑の髪色をしており、前髪で左目が隠れている。後ろ髪は地面に届きそうなほど伸ばしている。人の多い空間にポツンといる自分を想像するとゲロを吐く。
■エルンスト
皇族を守る護衛騎士の1人。護衛騎士で最もイケメンと名高い。剣の腕は並。
ちなみに皇帝の身辺警護をするのがインペリアル・ガードであり、護衛騎士とは別職。
■デオドール・ハーキム
軍務卿。軍学校にいたエグシス兄さんを勧誘してハーキム領の騎士とした。
■ゴドウィン・ウィンチェスター
大蔵卿。帝国の財政をあれこれ管理する立場であり、多額の税を治める領主たちと距離が近い。第一皇子派の筆頭。
■ガルフォード・ノーグレスト
内政卿。帝国の内政関連にあれこれ口出しできる立場であり、官僚との距離が近い。第二皇子派の筆頭。
■バルシア・リンビエル
第二皇子派の貴族。もしかしたら再登場するかもしれない。
■アリアシア
新人商務官。メガネをかけており、紺色の髪を肩上で奇麗に真横に切りそろえている。身長158センチのEカップ。奥義〈月影解放舞〉を発動させることで変身する。
際どい恰好とセクシーなダンスで男たちの視線を集め、チヤホヤされることで承認欲求と自己肯定感を爆上げし、ストレスをリセットできる。
〈月影解放舞〉は人よりもストレスがたまりやすいがゆえに編み出されたのだ。
自室には50を超える種類のウィッグと、100を超えるオーダーメイド&自作の際どい服がある。そのうちの8割くらいはあまりにも際どすぎるため、これまで一度も〈月影解放舞〉で使用されていない。
「これに手を出すときは、死が見えるほどのストレスが溜まったとき……」
■アーミック
ベテラン商務官。自分の半分も生きていないような若い女性からなじられることで興奮する異能の持ち主。
この世界ではそうした性癖は正しく認識されていないので、異能扱いになるのだ。たぶん。
【帝国軍】
帝国が保有する軍隊。貴族に仕える騎士とは別もの。精鋭揃いの騎士とは異なり、組織として装備や能力の均質化と運用効率が求められている。
剣尉、剣佐といった階級もある。基本は陸軍だが、規模こそ小さいものの海軍もある。
軍学校を2年で卒業すれば鍛剣兵として配属、3年の士官コースで卒業すれば三等剣尉で配属される。一部例外あり。
■リシェル・ノワゼル
ノワゼル家の次女。三等剣尉。身長164センチのFカップで茶髪の髪を内巻きボブでまとめている。
姉は第二皇女の側付き。ずっと姉と比較されて育ったこともあり、心に闇を抱えている。
■ユリウス・グレイグ
軍学校を主席で卒業したエリート。金髪イケメンで家柄、性格もいいという男。
こういう奴ほど裏では人に言えないような性癖を持っているにちがいない(ザック談)
■ザック
どこにでもいる一般兵士その1。お調子者のムードメーカー。
■バニィ
情報院のエージェント。身長144センチのAカップ、黄色い髪をショートカットでまとめている。
スパイ小説が好きで、チャンスがあればそれっぽいシチュエーションを試さずにはいられない。
■レイモンド
もしかしたら同期で一番まともかもしれない男。実家がオルディア領の封臣であり、軍学校を出てしばらく経った後にオルディア領の騎士となる。
封臣とは領主より土地の一部統治を任されている家。その領地に限り貴族としての身分を得る。
■フィローザ
士官コースを卒業した三等剣尉。身長162センチのDカップで、赤い髪をポニーテールでまとめている。
レオンの知らないところでいつの間にか酒をグビグビ飲むように。軍に入っていろいろストレスが溜まっているのだろう。
■マーカス
ハグリア駐留軍の指揮官。今ではセレニアン。
■ランド
精剣兵の30歳独身。長く帝政直領の村に配属されていたが、やることがなさすぎてヤるくらいしか楽しみがなく、ずっと身体を鍛え続けていた。兵士としての適性はなかなか高い。
【黒紋監察室】
皇帝直属の組織。基本的には帝国に仇なすものの調査や排除を請け負う組織だが、よくもわるくも皇帝の私兵という側面もある。実態を掴んでいる者は限られており、貴族たちからは恐れられている。
エージェントは紋影官と呼ばれており、全員黒い仮面をつけている。また紋影官はもれなく全員が異能持ちであり、どこからともなくヴァネッサがスカウトしてくる。
特に危険度が高い、緊急性を要するものについては“黒入り”案件となり、紋影官の判断がすべてにおいて優先される。
また“黒入り”対処中においては、法よりも紋影官の判断のほうが優先されるという特権が与えられている。
紋影官の異能には非公式ながらランク付けが行われている。
■ヴァネッサ
黒紋監察室の室長。その立場から皇帝とひょいひょい面談できる稀有な人物。実はバツイチ子持ちである。
■レオン・ヴァルツァー
最北の地、ヴァルツァー領の生まれ。領主の三男坊であり、次兄と同じく軍人として生きていくために帝都へやってきた。
部下の命を背負えるほどの覚悟がなかったため、意識して見たものであればずっと記憶に残せる異能【心写記憶】を使って意図して試験点数を調整、それにより軍学校を2年で卒業した。
が、ヴァネッサの罠に引っ掛かり紋影官へ。
もう一つの異能【夜影疾走】は紋影官となってから発覚した異能。夜が深まっていくほど足が速くなる。
だが移動したぶんの体力はしっかりと消耗するので、結局身体を鍛えていないと使いこなせない。そもそも使い勝手がいい異能でもないため、こっちの異能ランクは低め。
チェーンが収納された〈蛇鎖の腕輪〉と【夜影疾走】を組み合わせた戦闘スタイルが主流で、初見であれば格上でも十分に勝てる。
今も「普通の兵士としての自分」に憧れのようなものは抱いているが、紋影官の特権があまりにも強すぎており、また友人を救えるかもしれないという思いから紋影官を辞められない。
ランド隊長はある意味でレオンが理想とする姿。ちなみに仙勁レベルは3相当。
■ノア
身長145センチのBカップ。銀髪の紋影官で、レオンが入ってくるまでは黒紋監察室で最も後輩だった。
二つ名でもある異能【心象薬理】は、ノアの望んだ効能を持つ薬を調合できるというもの。
ただし素材がなければ作れないのと、本人が(無意識でも)望んでいないものについてはどう逆立ちしても調合できない。
■ソフィア
身長165センチのGカップで、紫の髪色をしている。ゆる~い雰囲気と話し方が特徴。
異能は【心声投射】で、範囲内の意識した人物に自分の声を耳元に届けられる。使い方によっては戦わずして相手の精神を崩壊させることも可能。
どんな強者でも彼女の声を防ぐことはできず、意外と凶悪度が高い異能である。
■ベイネス
超ベテランの紋影官。活動歴も長いので、数少ない顔が割れている紋影官の1人でもある。たぶんそのうち出てくる。
■ルード
本業はタップダンサー、副業で紋影官をやっている男。普段は帝都の酒場でタップダンサーとして活躍している。足がめちゃくちゃ長い。
かなり戦闘寄りの異能の持ち主。登場はこのあとすぐの学院編。
【帝都アイゼンスタッド】
中心部に貴族街や城、行政の重要施設が固まっている。大きく東西南北に区画分けが行われており、それぞれに特徴がある。
レオンは東区に住んでおり、住居の1階には「黒熊の巣穴亭」という食事処が入っている。
【黒熊の巣穴亭】
トーマス、ルーニャ、メリン、アレンの4人家族で経営されている食事処。トーマスさんは元ストライダーで各地を冒険していた。
料理には仕込みや素材にこだわりが強いが、庶民でも注文しやすい値段になるように工夫をしている。
最近息子のアレンがセレニアンとなって辟易としていたが、いろいろあって家族全員セレニアンに。
今はセレニアンたちの聖地となっており、皇女セレーネが座った場所での食事は予約制となった。ちなみに半年先まで埋まっている。
やはりセレーネ様は清廉清楚。
【帝国軍技術管理局】
帝国の頭脳が集結している組織。いろんなあやしい道具や薬を開発している。ハロゥ博士というマッドサイエンティストがいるが、たぶんそのうち出てくる。
【領地関連】
■ヴァルツァー領
レオンの生まれ育った領地で帝国最北、その山脈のふもとに村がある。
父がノックス、母はエリー。連れ子のアヴィエスは妹、長男ルディオが次期領主。次男エグシス兄さんは普段、ハーキム領の騎士として城塞都市に駐留している。
他の領地にくらべると魔獣の生息数が多く、領主も含めて村人たちはだいたいみんな魔獣との戦闘経験がある。
帝都の貴族は「見るものもないド田舎」という意識を持っているが、戦闘意欲が旺盛かつ好戦的な人々も多く、しかもだいたいみんな強いということを知る者はあまりいない。
■オルディア領
港を持っており、大領地と呼ばれるほどの広さはないものの収益性は非常に高い領地。
1人の紋影官の活躍により領都の高級住宅街で大爆発が起こり、復旧はほとんど進んでいない。
また領主や親族が逮捕され、領主不在という事態が起こっている。これによりオルディア領が大変なのはもちろんだが、とんでもない罪をたくさん犯した領主を捕えてしまったがために帝都も大変なことになっている。
【マフィア】
たくさんいる。帝都最大規模を誇るマフィアは〈夜の王権〉。
(いろいろ設定はあるのですが、書くのが面倒になったので割愛)
【〈黒曜聖団〉】
魔術・禁制品の研究や開発、古代遺跡の調査などを行っている集団。そうした活動を通じて真理に到達することが目的とかなんとか言っているヤバい奴らがたくさんいる。
世界規模で活動をしており、どの国もかなり警戒するほど危険視されているが、本拠地や所属人数など謎が多い。聖団所属員は階級がある。
・黒曜信徒:下っ端。
・黒曜導士:えらい。
・黒曜司:組織でも数名しかいないと言われている指導者層。かなりえらい。
・黒曜枢機:組織のトップと言われている。
・黒曜聖徒:組織でも指折りの戦闘員。
【漂旅士】
ストライダーギルドに所属し、魔獣討伐や遺跡の探索などを生業にしている者たち。だいたい荒くれ者が多い。
帝国ではあまり活用されていないが、他国では漂旅士を積極的に利用しているところもある。
漂旅士に対する優遇政策を取ることで、腕に覚えのある者たちを集めて自警団代わりに運用している場合も。
ストライダー個人にはランクがあり、下から
・見習
・従士
・正士
・上士
・精鋭
・勇名
・誉れ
またパーティを組んでいる場合は、チーム自体にランクが設定される。このランクと個人のランクは関係していない。
ストライダーの詳細についてはいずれ別の章で。
【妖精族】
人種とはまた異なる種族。鉄精、樹精、潮精、獣精、夢精の五種族あり、それぞれ魔術を使用することができる。
国によっては人種との混血も進んでおり、妖精族の血が入っていれば魔術の使用が可能。帝国では他国よりも妖精族が少なく、めったに見かけることがない。
これは遥か大昔に帝国が妖精族の排斥に動いたことがあった時の名残でもある。
世界のどこかには外の世界に出ることを拒否した古代の妖精族が住まう聖地があるという。
【龍気】
世界には地脈という膨大なエネルギーの流れる道が走っており、そこから地上に吹き出てくるエネルギーを龍気と呼んでいる。
帝都アイゼンスタッドをはじめとした大規模な都市はだいたい地脈が走っている場所に建てられている。
龍気の研究は各国で行われており、最もポピュラーなのは照明器具のエネルギー源としての使い方である。その他、一部道具の起動スイッチなどにも利用されている。
【仙勁】
身体を巡る生命力。これを操ることで身体能力を向上させたり、武技を放つことが可能になる。
仙勁を操る技量やそもそもの生命力については、総合評価でレベル1~10まで評価される。
多くの人はせいぜいレベル1~2。また鍛錬と努力、才能がそろった者でも7割ほどはレベル6止まりと言われている。そのため実質レベル6が到達点という見方もある。
レベル7ともなれば「あいつヤベぇ!」と騒がれる。レベル10は過去の歴史でも世界的にごく少数しか認定されていない伝説のグレード。
レベル認定はストライダーギルドや武術道場、国の公式機関等で行われているが、国によって微妙に評価基準が異なる。ストライダーギルドの評価基準が最も実態を表していると言われている。
【暦】
この世界の暦について。国や場所にもよるが、帝国には春夏秋冬ある。〇〇の月、〇〇星日という表現。
・芽吹きの月
・若葉の月
・陽光の月
・青風の月
・果実の月
・黄金穂の月
・紅葉の月
・霜降りの月
・雪待ちの月
・白雪の月
・凍てつきの月
・解氷の月
1年のスタートは芽吹きの月から。ただし学校や商会などは青風の月から新年度がスタートする。
次話から3章となります。
しばらく水曜日、土曜日の週二更新で投稿する予定です。
引き続きよろしくお願いいたします。




