表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

プロローグ

ネタを思いついたので書かせていただきます。

温かい目で見守っていただけると幸いです。

そこは、王都マボナスの城内でのこと。

宰相マックスは今日も窓から城下町を眺めながら、紅茶を一口。


「うむ。やはりこの眺めとともに味わう紅茶は最高だ。愚民どもが香りを引き立たせているに違いないな」


そういって、いやらしく口角を引き上げる。普段はあと数時間はこの快感に身を委ねるのだが、今日は違った。


「……騒がしいな」


扉の外から慌ただしい音が聞こえる。

何事かと扉を見つめていると……ドン! と無造作に扉が開かれる。

マックスは驚いて紅茶を服にこぼし、その熱に悶える。


「マックス様! マックス様!」


重そうな鎧をガチャガチャ言わせて部屋に入ってきたのは、近衛兵の一人。


「あっつッ!! ノックぐらいしろ!!!」

「でもどうせ紅茶飲んでたんでしょ。暇でしょ」

「お前……私、宰相ぞ? 忠誠心はいずこへ?」

「そんなことどうでもよくて、大変です、マックス様!」

「……なんだ、報告しろ」

「イチゲキが……『必殺』のイチゲキがっ! 地下牢から脱獄しました!!」



「──まじか」


こんどは紅茶が手から滑り落ち、ズボンに全部ぶちまけたが熱さは感じなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ