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反転世界の勇者紀行  作者: 刹那神威
第一章 渾沌の異世界編
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別れは新たな出会いの予感

「今まで世話になったな、マコト。」


「いやいや、こちらこそ。最初会ったときから何から何まで教えてくれて本っ当に助かったよ!」


「あぁ、その借りはまたいつか出会った時に返してくれ。」


僕がこの世界に転生してから1年が経った。

この1年で僕は色々なことを教わり、知り、実践してきた。どれもこれもスザクのお陰だ。着実に敵を倒して新しいスキルを獲得し、強くなっていった。

 

もう、一人で生活出来るくらいには


そろそろ一人で行動したいなと思っていた矢先にパーティーを組んでいたスザクが指名依頼(スザクはAランク冒険者らしいのだがそこまで行くと指名依頼があるらしい。ちなみに僕は今Bだ。)され、日本帝国の第四コロニー、通称「ヨン」と赴くことになった。

そのために一旦パーティーを解散し、僕はスザクが帰ってくるまでソロ活動を行う。

そして今日はスザクが「イチ」を出る日で門まで見送りに行った。「ヨン」まではは門をでて徒歩で一週間程かけて行くらしい。あのモンスター達が跋扈する中で生活するのか…。確かに、別のコロニーまで移動しなくてはならないからAランク冒険者以上にしか指名依頼は来ないのか。


「では、さらばだ。」


「あぁ、また会う日まで。」


そして、スザクは門の外へと消えていった。

これは僕の持論だが、別れはまた出会う為にある。きっとまたスザクと会う日が来るのだろう。その時に、基本的に冷静なスザクを驚かす位に強くなろうと密かに心のなかで思った。

ではさて、


「何をしようかなぁ」


スザクは良い話し相手であったため、あまり暇な時間はなかったんだけど。依頼を受けに行く気分でもない。とりあえず今日の夜御飯を作る材料でも買って家に帰って銃の整備でもしてよう。


店でコーヒー豆や柿を買う。今日の夕食は、カレーだ。カレーは何か適当に突っ込んだら意外と美味しいことが多い。コーヒー豆や柿以外にもめぼしそうなものを別の店で買って帰宅、早速料理の準備をする。スザクと同じパーティーではあったが、僕自身で部屋を借りてからは討伐依頼が遅くならない限りは別々にご飯を食べていた。ご飯を食べ、風呂に入って体を清め、銃の整備をして床につく。

今日はなんだか眠れない。スザクがAランク冒険者だと聞いてからは別々になる日もあると覚悟していたからそれはあんまり気負っているわけじゃないんだが…。

今頭に思い浮かべるのはスザクが話したがらない大壁の外。

何があるんだろう?

大壁を出た人は何をみたんだろう?

大壁は強く僕の興味を引いた。

しかし、それでも僕の本能は大壁について考えるなと言う。大壁の外には絶対に何かがある。それでも触れてはいけない。禁忌、タブー。常人ならば一生触れないかもしれない。

そして、悶々と大壁の外について考えながらいつの間にか寝入った。


新しい朝が、来た。見知った天井であると同時にやはり見慣れない天井だ。元の世界じゃない。まぁ、今はもうそんなことを知っても落胆などしないのだが。

今目の前に神様が来て元の世界に帰そうと言ったら僕はどうするんだろう?帰るのかなぁ。でも、この世界には僕が作った友人もいる。選べないのを分かってて神様は聞くのだろうか?聞くんだとしたらとても意地悪だ。

着替えて、朝食を手早く作り、帯銃して、冒険者ギルドに行く。着いて中に入って、依頼を…


「こんにちは、前原誠さん。別世界からやってきた誠さん。あなたが誠さんでしょう?そうなんでしょう?では着いて来てください。早く、ほら早く。」


「うぉっ!?」


突然誰かに腕を引っ張られギルドの外に出る。


「え!?君、誰!?突然何!?っていうか別世界って!?」


「まったく、騒がしいぶt…犬ですね。なんですかそのマシンガントークを超えた散弾銃トークは。話しかけられる身にもなってください。」


「いや、こっちのセリフだよね!?っていうかブタって言いかけただろ!?しかも言い直したとはいえない罵詈雑言を吐いてるし!」


「はい。そうですが。」


「おま、なんであっさり認めてんだ!よーし、喧嘩売られてることは分かった。僕にもプライドというものが…」


「そんな事はどうでもいいんですよ。前原誠さん。別世界からやってきた前原誠さん。犬みたいな前原誠さん。」


「どんだけ犬を擦るんだ!っていうか別世界って…」


「はい、私は転生者です。名前は潮乃剣と言います。」


こうして、僕は散弾銃トーク(?)の剣みたいな舌の切れ味を持つ少女と出会ったのだった。


くくっ、よぉ皆。前回ぶりだねぇ。こうしてわざわざこんな所に出てやってるんだから少しの雑談位聞いて欲しいね。いやいや、ただの雑談だとも。このお話に言及するつもりはない。まぁ、強いて言うならこの剣ちゃんはお話の根幹に関わってくるぜい?

俺はただただ君たちに色んなことを考えて欲しいだけだ。このお話の主人公のように考えなしに生きると損するからねぇ。

では、今回の問題はこれだ!

「自由とは?」

ちょっとざっくりすぎる?大雑把な問題だからな!2つの選択肢をやるぜい?

1つ目:何でも選択出来る

2つ目:選択に縛られない

ちょっと具体的に言うとだな、自分の好きなようにやれるっていうのが自由なのか、自分で何も選ばずに神様かなんかに、身を委ねるのが自由か。

有り体に言えば、

選択出来る自由と選択に縛られない自由の2択だ。

それぞれのメリットを語るぜい?

まず、選択出来る自由のメリットこれは簡単だ。自分の好きな事を好きな様に選び、好きに出来る。

そして、選択に縛られない自由のメリットは、まぁ選ばなくて良いということだ。例えばだが、父か母のどちらかを救う事が出来るって言う問いに対して即答出来るか?選べるか?そんな選択しないに越したことはない。そういうメリットだ。


さぁ、君は選択出来る自由と選択に縛られない自由

どっちを選ぶ?


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