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エピローグ
人は神様を崇拝している
それは皆それぞれで例えば人だったりものだったり
同じ思想を持つ人々が何十万人単位で同じ人を崇めていたり
俺は神様なんて信じない自分だけが頼りだなんて言う人もそれは言い換えると自分を崇めている
人は弱い
弱いから何かにすがらなくちゃ生きていけない
あの先輩が憧れだとか
あの選手をリスペクトしていますだとか
あのアイドルが、あの活動者が推しだとか
皆みーんな自分のために自分が明日も生きていくために
いつも自分や自分以外の何かを言い訳にする
家から一歩外に出るとそこら中に明日を生きたい人たちの言い訳が溢れている
これはそんな世の中に生きる二人の少年の約束のお話