脱出せよ! 1
このお話は、読んでいるあなたが主人公のマルチエンディング方式です。
あなたは今、リアル脱出ゲームに参加しています。これは優勝賞金300万円で、あなたの他に10人ほど参加しており一番最初に最終問題を正解した人だけが賞金を獲得できます。
ゲームは全5問出題され、あなたはなんとか正解し続け最終ステージに進むことができました。
最終ステージはどこかの美術館を模したセットで行われるようです。あなた達は目隠しをされたまま連れてこられて、4人が横一列に並ぶとスタッフが去っていく気配がしたあとで目隠しを取るよう指示されました。
4人が一斉に目隠しを取るとここは広さは10畳ほどのスペースで四隅は壁、そして壁にはいくつかの大きな絵が飾られておりどうやらその絵の下には数字が書かれているようです。スタッフが入ってきたドアはさっきの気配からして絵の後ろにでも隠されているのでしょう。
あなたはライバル達を素早く観察してみます。左隣は大人しそうだが利発そうな男子大学生、右隣は一見上品だが抜け目がなさそうな30代の主婦、その奥はスーツ姿の40代くらいの男性。
どこからともなく天の声が聞こえてきます、声の主はこのゲームの司会進行役を務める男性のようです。
「ここまで勝ち抜いてきた4名の皆様、まずはお疲れ様でした。そしてこれこそがラストゲームです。いち早く正解した人だけが賞金を獲得することができます!まずは部屋の中を観察してくださいね!」
・あなたの正面の絵のタイトルは『ウェディングドレス姿の花嫁』、数字は7。
・右側にある壁の絵のタイトルは『幼稚園の卒園式で喜ぶ女児』、数字は3。
・後ろの絵のタイトルは『熱血!中学野球男子!!』、数字は1。
・左側にある壁の絵のタイトルは『仲良く散歩する老夫婦』、数字は5。
・そして4人が並んだすぐ後ろに小さなテーブルがあり、その上にはよくクイズで使われる早押しボタンが一つだけ置いてある。
「正解が分かり次第ボタンを押して回答してください!ボタンを押して2秒以内に答えないと回答権は無効となりますから押してから考えるのは無理ですよ~。また間違えた場合おてつきとなり、他の誰かが一度でもボタンを押すまで再回答はできませんのでくれぐれも慎重に。それでは出題!」
デデン!と大きな効果音が鳴る。
「絵の下にある数字を正しい順番に並び替えてください。ヒントは保険会社の有名なスローガン、ゆりかごから墓場まで。ではスタート!」
※こちらは不定期更新なのでブックマークを推奨します。