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#07『理系男のSNS活用術』

 この話は私のフォロワー1万5千人の獲得方法を含んでおり、そこそこの実績があるので、noteで有料コンテンツにしようかとも思いましたが、このコラムのシリーズに並べる以上、私の存在を知ってもらうだけでもプラスと考えてその案はやめました。


荒木飛呂彦先生風に言うならば、ライバルが増えるだけなので私自身には不利益なコラムなのです。

 どうも、イズクラジエイです。


 今回のテーマは「理系男のSNS活用術」という事で、私が主にTwitterを多く利用していることもあって、その活用術を紹介したいと思います。


 大きく分けて「3つ」の段階に分けて解説します。


 まず始めに、理系男のみなさんは勿論、数字に強い方が多いと仮定して話をしますが、Twitterは2020年現在、そのツイート投稿に文字数制限があり、それが140文字であることはご存知だと思います。


 なおかつ、このコラムを覗いて頂いたという事は小説の執筆にご興味がある、もしくはSNSをもっと活用したい! とか、フォロワーさんを増やしたい! とか、何かしらそんな願望がある方だと思います。


 そんな方に逆に聞きたいのはこの140文字という制限。意識していますか? という事です。


 ただ単に思った事を「ちょっと呟きたいだけ」の人は意識しないと思います。


 かく言う私も常に毎日完璧に気にかけているというわけでもないのですが、時折やっている事があります。


 それが、呟きたい事や書きたい文章を「キッチリ140文字でまとめる」です。


 作家さんの中には140文字小説的な物を書かれている方も何人か知っていますが、その中にも立派な作品が沢山あったりします。


 やったことが無い人は試しに一度140文字で文章を作ってみると良いですね。


 絶対に140文字である必要はありません。文字数を意識することが大事なのです。


 そうすることで短編や長編小説を書く時にも、いずれその経験が活きてきます。


 これが活用術の第一歩。




 これが出来たら、次の段階に入ります。


 もしも「140文字で作文を作れ」。と言われれば多くの方は可能だとは思うのです。


 しかし、それが「何かを思いを伝えたい」「面白い話」「なるべく短時間で作る」とかオーダーが増えれば急に難易度が上がってきます。


 自分の今の技量にあわせて、内容と必要時間のクオリティーを上げる努力をするのです。


 SNSで投稿するメッセージってそんなに頑張って作る方は少ないと考えます。ですが!


 理系男の創作者ならば、そこは頑張ってみようではないかという提案なのです。


 それが、理系男のSNS活用術2つ目の要素。


 有名SNSのインスタグラムでも近いことは出来ますが、あちらは画像や動画がメインな上に文字数制限もないので、まだ現在SNSをあまり使っていなくて小説執筆に関わろうという方にはTwitterの方を利用することをオススメします。



 サンプルとして私が一番最近投稿したツイートをのせておきます。



  昔は小説や漫画を単に娯楽として読んでいた。

  変わって今はある種の教科書として読んでいる。

  秀逸な教科書が数百円で買えると思えばその価値観も違ってくる。

  仕事もそうだけど、あらゆる物から学べると知った時、創作者として一皮むける瞬間がある。

  いつか、自分の作品が誰かの教科書になる事を願って。



 これで140文字。


 Twitterの仕様として、改行も一文字で計算されるので若干の誤差はありますが、そこは問題では無いので割愛します。




 最後の話。


 普段から制限ある文字数の中で「落ちがある」とまでは言わないまでも、規定文字数を計算した上で文章を成立させるという訓練が気軽に行えるという。こんなツールが他にあるだろうか。


 訓練とは反復が大事なので、書いているうちに「今回はいい出来だ」とか自己評価してみたり、今日のツイートは「いいね」がいつもより多いな。とか結果を反芻はんすうしつつ、次に活かせるのです。


 しかも、Twitterは2020年現在、一度投稿してしまったツイートを後から編集することが出来ません。


 短編小説として見た場合「改稿する」という作業が出来ないので、投稿前に誤字脱字や文章の整合性をチェックしなくてはなりません。


 一応、投稿を消して書き直す事は可能ですが。


 これを普段から意識して繰り返すと、推敲すいこうを短時間でする癖みたいなものが自然と身に付くのです。


 それを習慣化した場合、文章を書く能力が上がるかどうかは火を見るよりも明らかです。


 「今日は連載小説を更新する程の意欲がわかないなぁ」なんて時に日記のような物でも、くだらない思いつきでも何でも良いのです。SNSでまとまりのある文章を書いてみるのです。


 いまいち面白い文章が出来なくてもいいのです。


 気負わなくても、ただの練習だと思えば問題ないんです。大事なのは反復訓練なのですから。


 仮に元の実力が同じ2人の作家がいたら、ずっと「SNSで訓練を続けていた作家」と「普段何もしていない作家」とは天地の差が開いていることでしょう。


 そして読み手に刺さる文章が常習的に書けるようになったのならば、拡散される確率も上がりフォロワーさんの増加も爆上がりです。


 理系男の皆さんは過去の勉強で算数や数学の問題で似たようなものを沢山解いた事はなかったでしょうか?


 似たような過去問題を見て、傾向と対策を踏まえ、考えて次はもっと早く正確に答えが出せたのなら確実に成績は上がるでしょう。


 文章技術でも同じことが言えます。言わずもがな、続ければ経験値は積まれレベルは上がります。


 それがSNSを活用することで、気負わず、気軽に出来て、誰かが「いいね」と評価してくれるかもしれない環境が安価で手に入るのです。


 昨今のIT技術はとんでもなく便利な時代になったと痛感している次第です。




 まとめ


  ◇SNSで文字数を意識して文章を書く


  ◇慣れてきたら内容や使う時間のレベルアップを狙う


  ◇推敲しつつ、これらを習慣化して継続する




 これは誰でも出来るとは思いません。


 一つ一つは簡単な事でも、続けるというのは案外大変なことです。


 それでも、この文章で一人でも誰かの助けになったなら――


 「理系男の小説論」やってて良かったと言える日が来ると信じて。


 それじゃまたね。

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