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ザワザワと集まる人々。
クラス発表だ。
真奈も自分の名前を探す。
1年D組 12番 工藤 真奈
「あっ、あった〜」
真奈は名前があり、新しいクラスへの喜びか間抜けな声を漏らした。
「何組だった!」
笑顔で聞いてくる愛。
「愛は?」
「うちは、C組だったよ」
違うクラスだったのか、真奈は少し不服そうな顔をした。
ただ、私のクラスはハズレです。
クラスに入り、席を確認する。
知っている人が半数いた事に真奈は喜びを感じた。
だが、
話せる人がいない!!
結構C組は良い人が集まった。
こんなところにいたら、C組に行きたいと思う人がいるはずだ。
いや、いるだろう。
担任が入ってきた。
真奈は話を聞きながら、考えていた。
(そういえば、あの担任誰だっけ?)
指示が出たようだ。
だが、聞いていなかったのか焦る。
真奈はとりあえず、みんなに着いていく。
体育館では、他クラスの担任・保護者が集まる。
当然、私の親も参加だ。
入場になった。
だが、この雰囲気が真奈は嫌いだった。
席に座る。
いや、ダメだった。
礼をみんなでしてから、座る。
名前が呼ばれたら、返事をしなければならない。
真奈は緊張していた。
工藤真奈
「はい」
真奈は緊張しながらも返事をした。
今日から学校生活が始まる