利知未シリーズ高校編『大地を捉えて』

利知未(りちみ)の結婚までの成長物語・高校編。（中学編『幸せの種』その後、です。）始まりは、町の小さな自動車整備工場。そこに働く館川(たてかわ)倉真(そうま)26歳は、仕事中、相変わらず先輩たちから妻の事でからかわれ、自分が始めて利知未に出会った頃のことを思い出した。利知未は、倉真より一つ年上の姉さん女房だ。《そう、あれは自分が、まだ中学三年のどうしようもないガキだった頃…。男として憧れていた、アマチュアバンドのボーカリスト・セガワの話し。その正体を知るまでは、まだもう少し時間がかかった…。》本編は、利知未や彼女の周りの仲間たちの成長を追いかける青春？物語です。ごゆっくりお楽しみ下さい。