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Helkeeper  作者: サレコウベ
~穏之章~
6/10

「オレの存在忘れられてねぇ?」

「あー…色んな意味で疲れた。」



入学式が終わった琢磨は、机に屈ぷす。



「お疲れ様、たっくん。」

「お疲れだな~。」



そこに二人が集まった。



賑わう室内。



ここは、翁桐楼学園高等学部の教室・一年AS組(エースクラス)

特別科、最高クラスである。


本当は、S組とA組に分かれる所なのだが、S組の人数が毎年少なく、次に人数の少ないA組と合併するため、AS組と呼ばれるのだ。


因みに、今年の一年生でのS級の称号を与えられたのは、琢磨、椿、そして吹雪だけであった。



此処で説明を入れておいた方が良いだろう。



翁桐楼学園高等学部では、その【能力(スキル)】に応じた組に振り分けられる。

能力(スキル)】・・・、

それは、少し昔までは非現実的(ノンリアリティ)だと思われていた【魔法】と似たようなものであり、この能力が発見されてから数百年経った今でも、限られた人間しか授けられないとされているモノである。

まあ大きく考えれば魔法といっても差し支えないが、一人につき能力は一つと決まっているため、火を操るものなら火のみ、水を操るものなら水のみ、という事になる。


…とまあ、少し分かり辛いかもしれないが、その能力が使える者が与えられるのがS組の称号で、能力使い(スキルズ・マスター)予備軍がA組、それ以降の予備軍がB、C、D…と続いてゆく。

そして最低ランクといわれるのが、Z組…通称・落ちこぼれ組(ドロッパー)


基本的に生まれつきというものが多いのだが、ある日突然、能力に覚醒する事がある者もいる。



能力者になりたい…そんな思いから、この翁桐楼学園に人々が集まるのである。

勿論、それ以外にも理由があるのだが。



長くなったが、コレで三人の凄さが少しでも分かっていただけただろうか?




「そういや、椿ちゃん。」


ふと何かを思い出したかのように尋ねる琢磨。


「なあに?」




「アイツらは?」






「あー……二人とも寝坊。」






「そっか…。相変わらずだな。」


苦笑する二人。


蓮兄(れんくん)は遊び疲れてて、秋兄(しゅうくん)は相変わらず機械に夢中で徹夜してたみたい。」


「ま、もう直来るんじゃねぇの?シスコンの方は……ほら、来た。」



吹雪が言いきらぬ内に、凄まじい足音が校舎に響いていた。


ドドドドドドドドドド…

だんだんと近づいて来る足音|(?)

心なしか、雄叫びの様なモノも聞こえてきた。



「つぅぅーーーばぁーーーきぃーーーちゃあああああんっ!!!!」



「来たぁ…。」


げんなり。

と、言いたげな顔をした椿。


その騒音の元は、教室の前で止まると、中に入ってきた。


「椿ちゃ……ぐぼほっ!!?」


間髪いれずに吹雪が飛び蹴り(ヒーローキック)を喰らわす


そのまま吹き飛ばされて転がって、教室の前の廊下の壁にぶつかり停止する椿のストーカー……もとい、蓮。



「なにするんだっ!この悪い虫!!」


「え、何?もう一発くらっとく?」


「……すんません。」



直ぐに復活した蓮は、飛び蹴りを喰らわしてきた吹雪に対して喧嘩を売るが、その威圧的なオーラに負けてしょげた。


「もー、恥ずかしいからやめてよねっ蓮兄(れんくん)!」


「椿ちゃんっ!」


しかし、椿をみた瞬間に破顔するのは正直見ていてうっとおしい、と琢磨は思った。


椿が呼んでいる様に、蓮は椿の兄である。

側上蓮…椿の三つ子の一番上である。

そして、先ほど椿に秋兄(しゅうくん)と呼ばれた人物が、三つ子の二番目・側上秋桜(しゅうおう)である。



「蓮兄、秋兄は?」


「さー?起きたら椿ちゃんが寮に居なかったから走って来ちゃってさあ~。」


蓮はこの通り、椿LOVE(シスコン)!である。


椿に抱きつきながら(椿はそんな蓮を引きはがそうとしながら)話す。




「とりあえず、いっぺん宇宙の塵と消えとく?このシスコンが。」


「すみませんでした。」



とまあ、こんな馬鹿らしいやり取りをするのが、俺達の中学からのやり取りだったりする。





……平和だなぁ。



東条院琢磨、今日も平和に過ごしてます。




【そういえば…、】


(俺の存在忘れられてねぇ?)


(ぎゃああああ!!)

(待て、このシスコン!)

(いっけぇ!吹雪ぃーー!!)


(……ぐすん。)

あい、こななちは。

出てきました、新キャラ。


名前:側上蓮

性別:男

誕生日:11月27日

血液型:B

身長:174cm

体重:61kg


毒舌家で容赦がない。しかし、椿と吹雪には弱い。

スポーツが好きなアウトドア派。

容姿は、明るめの茶髪でセンター分け。

糸目で開くと青めの黒色をしている。


因みに本中でも語られた様に、側上三つ子兄弟の一番上。と言っても、数分差だが(笑)

蓮、秋桜、椿 となっております。


あー、プロット無しはやっぱりグダグダだなぁ…。

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