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Helkeeper  作者: サレコウベ
~穏之章~
2/10

「いえいえ、それは気のせいです。」

桜がひらひらと舞い散る季節。



「それは春!

  そして春といえば、にゅ――――――」


「花粉症ぅぅぅぅ!!ぺぷしっ!」


「うがくしきーーーー!!言葉かぶせんじゃねえぇぇぇぇぇ!!!」




―――――――――――――




「あー、今日から高校生か~。」



金髪碧目………と、純日本人とは言えない容姿の少年は、感慨深そうに呟く。


先ほど、華麗なツッコミを見せた彼である。



「さっさと支度しろよ、琢磨。」


「あ、ちょっと待てよ吹雪!」



そんな少年を急かす、左目を長い前髪で隠した黒髪で見えている右目は金色の少年―――吹雪(ふぶき)


名前の通り、凍てつくような切れ長の瞳をしていた。


世間体で言うかなりのイケメン。


しかし、それは見かけだけで、先程、盛大にくしゃみをしていた人物である。




とまあ…先の少年―――――この物語の主人公、東条院琢磨(とうじょういんたくま)は、そんな吹雪の義理の兄である。




‘義理’


格式高い東条院家は必ず男児を二人欲する。


しかし、一人目―――琢磨を産んだ次期頭首…琢磨の実母・麻美(あさみ)は、夫である凌磨(りょうま)との旅行中、飛行機事故に遭い、琢磨が生まれて六年後に他界した。


この時、麻美が身籠っていた子も、二人と共に―――…。



……そんな事があり、二児目を授かることが出来なかったため、東条院家当主、琢磨の祖父である亥治郎(げんじろう)が養子として受け入れたのが、そう…吹雪だったのだ。




あれから十年経った今では、二人とも、実の兄弟の様に思っている。




「早くしねーと入学式始まっちまうだろうが。ずびーっ。」


「悪ぃ悪ぃ。……っと、よしっ行くか!ついでに言うけど、鼻はかみなさい。」


「えーめんどくさい。はーっくしょんっ大魔王!」


「え、今のくしゃみ!?絶対わざとだよなあぁあぁあ!!?」





――――――ここは世界一を誇る学園都市である翁街(オキナシティー)


様々な人種が入り乱れる、学生たちの街。


この街の総人口、学生・教職員・事務などなど、併せておよそ七千人。


彼らがこれから通う翁桐楼学園高等学部。


さてはて、そこではどんな生活が待ち構えているのだろうか―――…?



【波乱の予感?】


(いえいえ、それは気のせいです。)

(誰に向かって話してんの?琢磨。)

コレからあとがきはキャラのプロフィールなどを書いていきたいと思います。

まずは、この物語の主人公から。


名前:東条院琢磨(とうじょういんたくま)

性別:男

誕生日:5/23

血液型:AB

身長:168cm

体重:58kg


基本的温厚で誰にでも優しいが、苦労人でツッコミ体質。

スポーツなど身体を動かす事が好きで活発的。

喜怒哀楽が激しい。

金髪碧目。髪の毛は短髪。


その他は、後々…。

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