「先生、切っっっ実に!」
BL要素はいりまーす。
生徒会室の扉が開かれ、クールそうな格好いい人が入ってきた。
眼光が鋭い。いやいや、怖いって。
睨まれた琢磨は少し硬直したが、直ぐに元に戻る。
「あ、来ましたねぇ。あっきーらくぅぅぅぅうぅん!!」
バッ!と悠治先輩が彰と呼ばれた人に両手を広げて飛んで行った。
しかし―――…。
「うぜぇ。」
ゲシッ!
「やんっ!」
悠治先輩を思いっきり蹴飛ばした。
そして悠治先輩の声がキモい!!鳥肌立った…。
他の先輩達を見ると苦笑していて、椿ちゃんは顔をひきつらせていた。(吹雪は涼しそうな顔をしていた。起きてんのかー?)
と、とりあえず、悠治先輩は放っておいて……、
「えっと、貴方が鈴宮彰先輩ですか…?」
尋ねてみた。
なぜか再びギロリッと睨まれた。ああ、もう怖いって!(ヤケクソ)
すると、彰先輩は椿ちゃんと吹雪の方向を見た。
その瞬間…!
「っテメェ…!」
そちらの方へズカズカと歩み寄った。
「え、ちょっ…!」
まさか椿ちゃんに絡みに行く…!!?
そう思って、慌てて止めに入ろうとして椅子から立ち上がった。
…が、彰先輩は椿ちゃん――――ではなく、吹雪の胸倉をつかみ上げ、キスをした。
……って、ええええええええええええ!!!?
「好きだ。付き合え。」
そのまま、平然と告白をした。
「だから、嫌だってんだろ。このアホ。」
吹雪も吹雪で、その告白を平然と断り、そのまま彰先輩を殴った。
思いのほか強い吹雪のパンチで軽く吹き飛ばされた彰先輩は、殴られた頬を抑えながら体勢を整えていた。
なんだか、何回もこのやり取りやってます、的な感じなんだが…!?
周りの皆はぽかーんとしていた。
ぽかーんであって、ポンカンではない。
あ、つまらないって?
だって、俺もぽかーんとしていて、思考回路が上手く廻らないのだ。
悠治先輩に至っては、ムンクの叫び並に凄い表情してるし。
とまあ……、
この生徒会に、まともな人はいないようです。
あ、俺と椿ちゃん以外な。
【先生、切っっっ実に普通要員をください。】
(…椿ちゃん、俺達だけでも普通でいような…。)
(?何が?)
(……いや、なんでもないや。)
(それにしても、鈴宮先輩、吹雪の事が大好きなんだね~っ!)
(偏見ない所も、まるで天使の様だ…!)
はい、なんっつーか、管理人の趣味まっしぐらになってるのは気にしない。
あい、こななちは~。
今回は、この話初登場のプロフと行きます。
名前:鈴宮彰
性別:男
誕生日:5月4日
血液型:A
身長:175cm
体重:62kg
基本的にはクールなのだが、喧嘩っ早く、吹雪が大好きで見かけたらいつも求婚ならぬ告白をしている。
まがった事が嫌いで記憶力がとてつもなくいい不良。変わりモノですね。
黒髪黒眼の純日本人系。吊り細目で、髪は長いので下で一つに縛っている。
因みに、書類管理担当です。
では、お疲れさまでした。