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斎藤莉奈

4月5日月曜日

「ふぁぁぁ」

「あれ?春馬くん寝不足なの?」

まぁ、少し本を読みすぎた。授業中寝ないといいが...

気のせいではないのか、やたらと視線が痛い。ここ二日で忘れていたが、神崎はやはり美少女である。

「まぁね、玲奈こそ寝れたの?」

「うん、お陰様で、」

「ヒソヒソ」

「ヤバくない?」

「私たちなんか噂されてるね、あ、もしかして気にしてる?」

気にしてるより、大分気にしている。他からしたこんな感じなのかもしれない...

「なんでアイツが神崎さんとあるいてんねん!しかも同棲ってふざけてるやろ」

いつか○されそう...

「少しだけだけどね、まぁ一ヵ月はながいけどずっとこんな感じだろうし、」

しかしの両親が1ヵ月間アメリカ旅行って聞いたときは少し驚いたな。

玲奈の両親も一言もなしに海外旅行って、身勝手な話だと思ったけど、それだけ玲奈を信じてるのかな..

「よぉ、斎藤、二日ぶりだな。」

「古賀くん!おはよう!」

「おはよ、ところで斎藤、何でお前神崎さんと一緒にいるんだ?」

「どうも、古賀正道君だったかな?訳あって今は春馬君の家に住んでます。宜しくね、」

「まぁそう言うことなんだよ、古賀くんも仲良くしてあげてね、」

「あぁ、まじか、お前結構やるな、見直したぞ、」

また古賀くんまでからかってくる、やっぱり僕からかわれやすい体質なんだ。多分。

「別にそ、そんなのじゃないよわよ!...多分」

いきなり玲奈が大きな声を出したもんだから少しビックリした。

「おい、斎藤、多分って何だよ多分って、やっぱそうなんじゃねぇか」

「古賀くん、違うよ、玲奈は家出中なの、たまたま拾っただけだよ、」

「ほほーう、そうか、まぁそれならいいんだがな、」

古賀くんは何かを確信した顔でニヤリと笑った、怖い怖い、古賀くんのかおは人を○しそうなかおをしていた。

「春馬君、お弁当有り難うね、」

「あぁ、いいよ作るのは慣れてるし、」

「え!斎藤って料理男子なのか?」

「春馬スゴいんだよ、何でも作れちゃうの、」

「神崎さん楽しそうだな、」

「え!そうかな、えへへ」

まぁ、見た感じすごい楽しそうだった。内心少しほっとしていた。

「そうだ、一限目何だったっけ?」

「数学だよ、春馬くん寝ちゃダメだよ?」

「それと同じことを古賀くんに言うべきだよ...」

「うっせ、なにも言わない先生が悪いと思うぜ、」

古賀くんの場合は言おうにも言えないんじゃ....

放課後まで乗りきろう。


「春馬くん、もう放課後だよ?」

「ん?あぁ、寝てたのか、ありがとう、玲奈」

「もぉう、あれだけ寝ちゃダメって言ったのに!悪い子にはお仕置きです!」

お仕置き?なにやらされるんだろう。

「お仕置きって...」

「じゃあ、こうしよう!家に帰るまで手を繋いで帰るとか、よし決まり、」

「ってうぉ、ほんとに繋ぐのー?」

「繋がないなら帰らせないよ、帰ろ?春馬くん。」

「はぁ、仕方ないな、今日だけだよ?」

「次寝たらまたするから。」

「分かったよ、次から気を付ける。」

「何?春馬くん、私と手を繋ぐのいやなの?」

「別に嫌じゃ無いけど....」

「大丈夫だって!私が引っ張ってあげるから!」

「へいへい、どうもありがとう。」

「もぉ、何その言い方ー!」

「ごめんってば、」


「ただいまー」

「....」

「あれ?莉奈ちゃん居ないのかな?」

「あぁ、多分ネトゲ配信だと思う。」

「配信?莉奈ちゃんって配信者なの?」

「あれ?言ってなかったっけ?」

「聞いてないよ!何て言う人なの?」

確かにそう言われれば言ってないような....

「名前は確か、LENEだったような...」

「レンってTuitterのフォロワー50万近い大人気配信者じゃない!」

「そうなのか?Tuitterあんま見ないから分からないな...」

莉奈は有名人だったのか、世の中分からないもんだな。

そうだ、新巻の発売日だからツイートしなきゃ、

ぽちっとな。よしこれでokなはず...

「あ、ハルマ先生のTuitter更新された...」

玲奈も僕のTuitter見るんだな、以外だ

お、神奈先生から返信だ。

「応援してます。」か、有り難いな。

「玲奈ー、今日ご飯何がいい?」

「うーん唐揚げかなー!」

「了解、」



「お兄ちゃん、終わったよ、」

莉奈が降りてきたな、もう少しで夕飯もできる。

「お兄ちゃん、玲奈さんとうまくやってるみたいだね、」

「あぁ、うんまぁ、」

「お兄ちゃんのTuitterのフォロワー80万行ったね、皆行ってたよ、」

「そうなの?よくわかんないなー」

ツイートは基本宣伝しかしないから分からないな......

「夕飯出来たからお風呂行ってくる、」

「はーい」

よいしよっと、よし、

ガラガラッ

「キャァァァァァ」

「失礼しました!」

僕は何も見ていない。僕は何も見ていない。

あぁ、僕は何もみていませーーーーーん!

いやぁー斎藤と神崎さんが一緒に住んでるって結構驚いたぜ、だってあの斎藤だぜ?それに神崎さんも楽しそうだしよ、俺はアイツの親友として少し悔しい気持ちもあるが嬉しいかもしれないな、なぁ、白ノはどう思うんだ?え?何だって友達が居ないからわからない?そうかお前って結構悲しいやつなんだな、

これからも俺たちを宜しく頼むぜ!

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