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遥か高みの召喚魔帝  作者: 黒井泳鳥
最終章
631/656

631話

「ほぉん。やはりそうなったか」

 部屋に帰って話してみると……やはりってこたぁやっぱ予想通りと。

 話の節々からはそんな気はしてたから驚かねぇけど。内容わかってたら行く必要もないってのにも納得したよ。

「で、どうだったんだ? 天秤の力とやらは。体感してきたのだろう?」

「あぁ。まず俺とお前は厳しいかな。普段加減してても手札あるわけじゃないし。一撃で決めないと無理かも。あっちの耐久力わかんないし、不確定要素がな……。リリンはなんとかなると思う。こいつの場合なんだかんだやりよう見つけるし。なにより死なねぇし。それで当のコロナは短期戦ならいけるはず。中長期となると……アレをださなきゃ無理だろうな」

「そう……か。あまりコロナに負担をかけるのは心苦しいな……。つい最近あんなこともあったばかりだし、もう少し……落ち着かせてやりたいな」

「せやねぇ。でも、見守るんも大事やから」

 ロッテがおかんの顔してる。年の功はあれど生娘だろお前。

 で、さすがカナラ。年季が違うわ。処女だけど。

「ところでうちは?」

「カナラは契約者枠じゃないんだが……。まぁいけるだろ。正直一番相性良さそうだし」

 一番多彩だしバトルジャンキーでもないから遊ばないし。あとなんか変な武器いっぱいあるからそん中から良い物ありそう。

「とりあえず、やるのはコロナなわけだ。俺はたぶん前には出れない。学園長との約束が有効かもだし。細かい条件とやらでもそうなるかもだし」

「そもそもでしゃばれるとしてもお前は出ないほうがいい。コロナにやらせろ」

「煙魔といいリリンと良い……もう少しコロナを労ってだな……」

 おっと、見守りにリリンも一票か。これで見守りにリリンとカナラ。お守りにロッテって感じ? 俺はどっちかって言えばロッテ側であるんだけど、そうもいかなそうなので中立ってことで。

「父にロゥテシアマッマよ。そんなに心配する必要もないよ。コロ姉は強いし、さらに強いモノを秘めている原石。研磨のひとつと捉えて送り出そうじゃないか。現にほら、こんなにチョークが上手いわけで。早く助けてはくれまいかかかかかかかッ」

「それもそうだな。コロナも最近は色々と成長も目覚ましいものがあるし、危うくなったらそんとき考えれば良いだろ」

「うむ。先々のことはそのときが一番。では今すべきことをしよう。さぁ、食事ができたぞ」

「わー美味しそうだなー。ほらコロナ。今日は特別に食わせてやるからそのまま来い」

「あい」

「助けろって言ってンだけどぉ!?」

 うるさいぞ灰音。なんだかんだしゃべれてるってことは絞まってないんだろが。

 コロナの乳を枕にできてるんだからむしろその幸せを噛み締めてると良い。

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